兄弟ともに芸人として活躍している千原兄弟。兄のせいじと弟のジュニアで、その好感度はずいぶんと違うようだ。

「千原ジュニア3億円豪邸、せいじはビジネス撤退の兄弟格差」とのタイトルの記事をNEWSポストセブンでは配信(3月30日)。ジュニアは東京の高級住宅街に4階建ての3億円豪邸を新築。一方、せいじは東京・幡ヶ谷に飲食店を5〜6店、出店していたが、現在はこの場所から撤退。地元商店街関係者によれば「集客を彼の知名度頼りすぎたためにリピーターが根付かなかった」という。

“財テク”では兄弟格差がついてしまった格好だが、ネット上では“せいじ派”が多数。

「私は絶対にせいじが好きですけどね。基本正直で人が良いのは見てて分かるでしょ。」
「ジュニアよりせいじが好きな人良いね」
「人間性は兄の方が好き」
「ジュニアはジャックナイフと言われたらしいが今やお茶の間に馴染み、バターナイフぐらい丸くなったのでは。せいじは豪快で面倒見が良いイメージなので本当に困ったとしても周りが助けると思う。」などなど。

 一方、ジュニアには「我々庶民には夢のような話ですな。」といった冷ややかな反応。ジュニアといえば、これまで、発言がたびたび批判されてきた“炎上キャラ”。昨年、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した際には、幼い長男の夜泣き対策で妻から耳栓を渡されたことを「耳栓なんてぶち抜く大きさやからね」と不満を告白。さらに、冷蔵庫に妻の食べかけのカップのアイスクリームが残されていることに、「食えや1個。何残しておいてんねんって思って。それが嫌なんですよ」と語った。

 これには「子供が小さくて、奥さんはゆっくりアイスも食べれないのに…」「子育てをもっと手伝うべきでは?」などと批判が殺到した。

 ちなみに、この番組で、せいじのジュニアへのツッコミは「何が嫌なん? アイスクリームはかまへん」だった。

 ジュニアは、4月7日に自身がMCを務めるAbemaTV『Abema的ニュースショー』で、安倍首相主催で行われる「桜を見る会」へ誘われながら、「今年も声を掛けてもらったのですが、知らんおっさんと見たないわと思って断った」と明かした。

これにもネット上の反応はさんざんだ。

「誘いがあった事を言いたかったのじゃないの。」
「首相の誘いを断るのは自由です。ただパフォーマンスにしても、40過ぎた「おっさん」のするコメントではないと思います。友だちからの誘いとは違うんですから。」
「嬉しくて自慢したかったんだろうけど、そういうことは普通の人は言わないよ。それにしても品がないですね。」

 なぜ、ジュニアは兄に比べ批判されがちなのか? 芸能関係者からはこんな指摘が飛ぶ。

「せいじはよくいわれるように”がさつ“で、計算してない感じがする。だから、失敗しても、かわいそう、許せる、という反応になり、逆に好感度が上がる。一方、ジュニアはジャックナイフというキャッチフレーズがあるように、鋭いツッコミがウリなわけですが、他者をいじって笑いをとる傾向にある。そのツッコミは、”上から目線“になりがちです。今の時代、テレビでは自分を下げて笑いにする”下から目線“のほうが、受け入れやすいんです。そういう意味では、いじられキャラのせいじのほうが今の時代に合っていると言えます」

 ビジネスでは失敗しても、芸人として”撤退”せずにずっと残るのは兄のほうだったりして?

4/9(火) 16:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190409-00000020-pseven-ent&;p=1