陸上の国士舘大記録会が7日、東京・多摩市の国士舘大多摩陸上競技場で行われた。
桜美林大の新留学生ダニエル・カイオキ(1年)が5000メートルで13分49秒55をマークして全体トップ。来日初レースで潜在能力の高さを見せつけた。

圧巻だった。ダニエルはスタートこそ出遅れたものの、400メートル過ぎに先頭に立つと独走。「初めてで分からないことだらけだった」と2レーン付近を走って距離をロスしたこともあったが、
400メートル67秒前後の安定したペースを刻んだ。2位に20秒以上の差をつけてのゴールに「ケニアでは昼ごろのレースがほとんどだったので、夕方は初めて。でも、楽に走れました」と笑顔を見せた。

来日からまだ5日というルーキーはケニアのマサイ族出身。桜美林大には箱根予選会個人で2連覇中のレダマ・キサイサ(4年)も在籍しているが、
真也加ステファン監督(46)は「2人で競い合って、より競技力を高めて欲しい。予選会などはどちらを使うか決めていない」とサバイバルを宣言。

ダニエルも「長い距離の方が得意。強くなってケニア代表を目指します」と意気込んだ。

スポーツ報知 / 2019年4月7日 20時17分
https://news.infoseek.co.jp/article/20190407hochi150/