久保建英は、バルセロナに帰還するのだろうか。

 2月14日、スペイン紙『Mundo Deportivo』が、久保建英が18歳となる今年6月にバルセロナへ復帰することで基本合意したと報じた。だがその翌日、現所属クラブであるFC東京の大金直樹社長が「ガセネタというか、どういう意図で出されたのか分からない」と否定しており、久保の去就についてはそこから不透明な状態が続いている。

 そんななか、スペインでこんな投稿があった。現地紙『SPORT』でバルサの番記者を務めるアルベルト・ロジェが、3月30日に行なわれたJリーグ第5節の浦和vsFC東京戦で途中出場した久保建英のプレー動画を引用し、意味深なツイートをしたのだ。

「タケ、クボ。来季の計画で彼はバルサBのシャツを“保持”するだろう」

 この投稿に現地のバルサ・ファンは驚いた様子で、「え、事実なの?」、「タケ・リターンズ!?」、「ティキ・タケが恋しい」、「彼のことが大好きだ! 無事に戻って来い!」、「バルサBの朗報」と喜びに沸いたコメントを寄せた。しかし記者はとくに返信はしておらず、話題もこれきり。ファンの間では、懐疑的な雰囲気も漂っている。

 久保は、川崎の下部組織に所属していた2011年8月にバルセロナの下部組織(カンテラ)に加入。しかし、14年に国際サッカー連盟(FIFA)が原則禁止している「18歳未満の外国人選手を獲得」のルールに抵触したことで、バルセロナが制裁を受けた。これにより、久保はスペイン国内での試合出場が禁止され、15年3月に帰国している。

 以降はFC東京の下部組織に所属し、17年にトップチーム昇格を果たす。昨シーズン途中からは期限付き移籍で横浜F・マリノスでプレー。今季、FC東京に戻った久保は17歳ながらもリーグ戦で先発機会が増え、さらに“飛び級”で参加したU-23アジア選手権予選では豪快なFKを決めるなど、その実力を徐々に発揮し始めている。

 まことしやかに囁かれる“バルサ復帰”は実現するのか。日本、そしてスペインのファンが、固唾をのんで久保の行方を見守っている。

4/6(土) 6:00配信 サッカーダイジェスト
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