2019年3月29日 19時55分 デイリースポーツ
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 多発性硬化症で闘病中の落語家・林家こん平(76)が29日、都内で、「地方創生・ふるさと輸入プロジェクト」の発表会見を実施。2005年のリハビリ中に自殺未遂を起こしていたことを明かした。

 こん平は04年8月、日本テレビ系「24時間テレビ」内で、レギュラーを務めていた演芸番組「笑点」の特番に生出演後に倒れ、救急搬送。多発性硬化症と診断された。会見に同席した次女の笠井咲さんによると、05年にリハビリ用の病院に移ったが、落語家として復帰できないのではと思い悩み、病室の窓を開けて飛び降り自殺を図ろうとした。未遂に終わったという。

 こん平は現在、当時の経験も踏まえ、自殺予防キャンペーンで地元の新潟県庁を訪問するなど、精力的に活動。要介護認定も当初の「4」から「2」まで下がった。過度の飲酒が病気につながったとされているが、この日は「地元のお酒を飲みたい」と笑顔で話す場面も。咲さんは「来年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、文化の祭典に落語家として参加できるように頑張っています」と話した。