巨人原監督「実力至上主義」で開幕メンバー選出 投手陣は顔ぶれ変化 新助っ人は2軍
2019.03.28.

巨人は28日、広島との開幕戦を翌日に控え、ベンチ入りメンバーを登録。
2戦目以降に登板する先発ローテ投手をのぞいて、26選手が開幕ベンチ入りする見通しとなった。

巨人は原辰徳監督が「実力至上主義、勝利至上主義。目標は日本一」と語っていたが、
実績のある上原、沢村、田口、昨季メジャー20発のビヤヌエバはオープン戦での内容が物足りず、2軍スタート。
コンディション不調の岩隈も状態が上がらず、開幕1軍を断念した。

投手陣はエース菅野が中心となるが、最重要課題のリリーフ陣の顔ぶれは大きく変わった。
3年目の大江を筆頭に桜井、戸根など、昨季は戦力になっていなかったが“新戦力”が
オープン戦で結果を残し続け、開幕1軍の切符をつかんだ。

2戦目以降に先発予定のヤングマン、畠、山口俊、メルセデス、
ドラフト1位・高橋優が登録されなかったとはいえ、昨季から2年連続で開幕1軍となったのは菅野だけだった。

野手では新加入の丸、中島が順当に名を連ねた。一昨年の本塁打王ゲレーロはメンバー入りしたが、
昨季メジャー20発のビヤヌエバは2軍で実戦経験を積む方針となった。

また、原監督は前政権時代に活躍した走塁のスペシャリスト・鈴木尚広(現外野守備走塁コーチ)の存在を重要視。
「ポスト尚広を作りたい」と語っていたが、オープン戦で試合終盤に代走起用されることが増えた吉川大が、
まずその1番手となりそうだ。

巨人の開幕ベンチ入りメンバーは以下の通り。(◎は去年も巨人で開幕1軍だった選手)

【投手】◎菅野、クック、宮国、桜井、中川、今村、吉川光、戸根、大江
【捕手】◎阿部、◎小林、炭谷、◎大城
【内野手】◎吉川大、◎吉川尚、中島、◎坂本勇、◎岡本、◎田中俊、◎山本
【外野手】◎陽岱鋼、丸、亀井、石川、◎立岡、◎ゲレーロ

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