タレントの有村藍里がテレビ番組やブログで“美容整形”を行ったことを告白した。
これまでタブー視されがちだった芸能人の切実な“整形カミングアウト”に、大反響が巻き起こっている。

有村は3月3日更新のブログの冒頭で「輪郭矯正という骨から輪郭を整える手術をしました」と公表。
口元がコンプレックスだったという彼女は「口元が気になって人前で素直に笑うことが怖くなっていました」と明かし、
「手術をするべきなのかずっと考えていました。嫌われたらどうしよう。変に思われたらどうしよう。わたしどうなるの? 大丈夫? 
これから先、どう生きていけばいいの?」と整形に対する抵抗感があったこともつづった。

続けて、手術直前から当日、そして術後の心境を丁寧に振り返った有村は、「勇気出してよかった。何故、このことを公表したかというと隠す必要も無いのかなと思って。
今の私も手術前の私もワタシだから」とコメント。手術の一部始終は同日放送の『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)で密着されており、
有村が受けたのは頭蓋骨を6つに分割する「輪郭形成・骨切り術」というもの。
上顎骨や下歯茎の後方を切り離した上で、位置などをミリ単位で調節する非常に難易度の高い施術の様子が映し出された。

有村の妹は人気女優の有村架純。以前から何かと妹と比較されがちで、
2018年4月放送の『おしゃべりオジサンとヤバイ女』(テレビ東京系)では“ブスいじり”に怒りをにじませたこともある。
整形を経た有村について、3月4日放送の『バイキング』(フジテレビ系)では、MCの坂上忍が「本人が選んだことだからいいと思う」とコメント。

また、高須クリニックの高須克弥院長はツイッターで「売れてる人は現状維持のために整形なさいます。
売れない方は1発勝負で大変化整形にチャレンジします。リスクの高いのは後者」と持論を述べている。
さらに、有村が行った手術について「高須先生も出来るのですか??」という質問に
「はい。40年前からやっております。手術そのものより手術後の管理で苦労します」と返答している。

そもそも、4月を前にした今の時期は整形の需要が高まるようで、
NHKのニュースサイト「NHK NEWS WEB」は「この時期、整形手術を受けるために1人で韓国に行く若い女性が少なからずいるそうです。
現地で一緒に過ごそうと同じ時期に渡韓する仲間をSNSで募るケースも」と、その実態やトラブルについて伝えている。

これに対しても、高須院長は「韓国には上手な医師もいますが詐欺紛いの医師もいます。
失敗した日本の若い女性の多くはクレームが韓国人医師に伝えられず苦労しています。
ソウルでは美容クリニックが飽和状態で失敗した患者を治すクリニックが繁盛しています。
日本語のわかる医師を紹介してあげると双方からとても喜ばれます」とツイートして警鐘を鳴らしている。

有村の整形について、インターネット上では「誰でも顔にコンプレックスはあるから気持ちはわかる」「輪郭を整えただけですごくかわいくなった!」
「コンプレックスが改善されて笑顔が増えたし、雰囲気も前より明るくなった」といった声が上がっているほか、「頭蓋骨6分割って何? 怖すぎる」
「やっぱり気軽に受けられる手術ではないね」「数ミリ単位で微調整って、何かの拍子にずれないのかな?」と施術内容に驚愕する声も少なくない。

今回の有村に限らず、“芸能人の整形告白”はたびたび話題になっており、テレビ番組で堂々と告白するケースもある。
グラビアアイドルの森下悠里は複数の番組で“プチ整形”を認めており、目元や鼻へのヒアルロン酸注入、抜歯による歯列矯正を告白している。
女医でタレントの西川史子も、額へのボトックス注射、ほうれい線へのヒアルロン酸注入を明かしている。

漫画家・浜田ブリトニーに至っては、10年に放送された『中居正広の世界はスゲェ〜 ココまで調べましたSP』(フジテレビ系)の企画で二重まぶたの整形手術を敢行。
のちに左目が開きすぎたため、16年にブログで「修正手術をします」と発表して話題を集めた。

ちなみに、有村の施術を担当した美容クリニックの公式YouTubeではビフォー・アフターの姿や施術金額が動画で公開されており、それによると総額は400万円に上る。
“整形批判”の風潮は薄れてきている現代。有村のような決断を下す人は、ますます増加するのかもしれない。

http://dailynewsonline.jp/article/1720057/
2019.03.06 17:45 ビジネスジャーナル