フィギュアスケートのロシア選手権でアリーナ・ザギトワらを抑えて優勝した14歳のアンナ・シェルバコワが、欧州ユース五輪フェスティバルで優勝。ショートプログラム(SP)の演技後に憧れの存在としてバンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央さんの名前を挙げたという。ロシア代表の情報を発信するポータルサイト「teamrussia」が伝えている。

 同サイトではSPの演技後のシェルバコワのコメントを紹介。ザギトワらと同じエテリ・トゥトベリーゼコーチに師事しており、同コーチから励ましの言葉を受けたという。そして、インタビュアーから憧れの選手を聞かれたシェルバコワはこう答えている。

「マオ・アサダです。なぜなら、彼女はとても美しく滑っていましたし、難しいジャンプを跳ぶことができました」

 真央さんがバンクーバー五輪で銀メダルを獲得した時は5歳だったシェルバコワだが、その美しい演技は脳裏に焼き付いているようだ。また、フリーの演技で優勝を決めた後には自身が武器とする4回転ルッツについても並々ならぬ思いを示している。

アクシデントにも関わらず4回転ルッツに挑戦

 今大会のフリーの前の練習では転倒するアクシデントもあったが、果敢に挑戦した。結果は失敗に終わったが、「これも大切な経験です」と語っているという。

 さらに続けて、アクシデントにも関わらず演技構成を落とさなかったことについては「この大会は私にとって、とても大事なものだったので、ケガがプログラムを簡単なものにする理由にはなりませんでした。私は何が何でも4回転ルッツを跳び続けます」と意欲を口にしている。

 驚異のジュニアが次々と登場するロシアフィギュア界。その中でも確かな存在感を発揮する天才少女シェルバコワは、真央さんの背中を追って更なる高みを目指していく。

2/16(土) 13:33配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190216-00051951-theanswer-spo

写真 https://the-ans.jp/wp-content/uploads/2019/02/20190216_Shcherbakova-Asada-650x433.jpg