古巣ミランへの特別な想いも明かす。

かつてミランに黄金期を築いた名物会長のシルビオ・ベルルスコーニは現在、イタリア3部のモンツァのオーナーを務めている。
ミラン時代のように華やかな世界ではないが、ベルルスコーニには新たな目標があるようだ。

イタリア衛星放送『Sky Sport』によると、ベルルスコーニは「我々はモンツァをお手本になるようなチームにしたいと思っている」と、
所属する全選手をイタリア人のチームにしたいと述べた。

「若くて、髪型もしっかり整え、ヒゲやタトゥー、ピアスのないイタリア人選手だけにしたい。
レフェリーに話しかけるときは礼儀正しく、子どもからサインを頼まれたら、ちゃんと読める字で名前をしっかり書くような選手たちだ」
 
一方でベルルスコーニは、ミランを中国人実業家ヨンホン・リーに売却した過去についても言及している。
資金力に不透明感があったリーへの売却は、ベルルスコーニや彼が持つ会社のマネーロンダリングではないかとの噂が絶えなかった。

だがベルルスコーニは、「私の会社が国外で資金を持ったことはない。ミランの売却はまったく潔白だよ。そうじゃないと考えるのは愚か者でしかない」と一蹴している。
ベルルスコーニの右腕であるアドリアーノ・ガッリアーニは、モンツァでCEOとしてふたたびタッグを組んでいる。ただ当然、彼らのミランに対する想いはいまでも特別なものだ。

イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、ガッリアーニは現在のミランについて「リーグ最高の補強をしたね」と、1月にクシシュトフ・ピオンテクとルーカス・パケタを獲得した古巣を称賛した。
「ピオンテクの力や蹴り方はアンドリー・シェフチェンコを思い出させる。ピオンテクがパケタに後方から飛び乗った(ゴールセレブレーションの)写真を見たが、カカとシェフチェンコを少し思い出したよ。良い前兆であることを願おうじゃないか」

ベルルスコーニとガッリアーニが率いるモンツァが、かつてのミランのように輝く日は訪れるのか。モンツァは現在7位。セリエB(2部)昇格プレーオフ圏内につけている。

2/14(木) 17:37配信 サッカーダイジェスト
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190214-00054110-sdigestw-socc

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