日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長が22日、東京都内でJOC理事会に出席し、冒頭のあいさつで、2020年東京五輪招致を巡る贈賄疑惑に関する一連の騒動について「役員の皆さんにご心配をおかけして申し訳なく思っている」と陳謝した。

 あいさつでは昨年12月にフランス当局の聴取に応じたことなど経過を簡潔に説明。捜査中であることを理由に15日の会見で質疑に一切、応じなかった点について理解を求めた。今後については「粛々と疑惑を払拭するために努めていきたい」と述べた。

 フランス当局は、竹田会長が理事長を務めていた東京五輪招致委員会が13年、シンガポールのコンサルタント会社「ブラックタイディングス(BT)社」に約2億3千万円を支払い、その一部が票の買収に使われた疑いがあるとみている。


2019.1.22 18:11
https://www.sankei.com/sports/news/190122/spo1901220028-n1.html