大相撲初場所で初日から3連敗を喫し、瀬戸際に立たされた横綱 稀勢の里は、16日にも進退についての判断を示すものと見られます。

横綱 稀勢の里は、途中休場した去年の九州場所後、横綱審議委員会から「激励」の決議をされ、今場所に進退がかかっていました。

しかし、稀勢の里は15日、前頭筆頭の栃煌山に寄り切りで敗れ初日から3連敗となりました。

これで不戦敗を除いて連敗は3場所またいで「8」となり、横綱として最も長い連敗となりました。

稀勢の里は15日夜の取組の後、東京 江戸川区にある田子ノ浦部屋に1時間半ほど滞在し、師匠の田子ノ浦親方と今後について話し合いの場を持ったと見られますが、そのあと無言で部屋をあとにしました。

親方も集まった報道陣に対し部屋の関係者を通じて対応しないことを伝え、稀勢の里の進退についての考えを示しませんでした。

また、複数の関係者が稀勢の里の判断を待っているということです。

瀬戸際に立たされた横綱 稀勢の里は16日にもみずからの進退についての判断を示すものと見られます。

2019年1月16日 4時04分NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190116/k10011779181000.html