NHKは27日、大みそかの「第69回NHK紅白歌合戦」(午後7時15分開始)の曲順を発表した。

特別企画で、紅組でも白組でもない形で出場するサザンオールスターズが平成最後の紅白の最終歌唱者として究極の大トリを務める。
サザンはデビュー曲「勝手にシンドバッド」と90年発表の「希望の轍」の2曲を披露する。

サザンオールスターズはバンドとして79、82、83年に白組で出場、14年にも特別企画枠で歌っている。
今回は5回目の紅白となり、83年以来、35年ぶりに会場となる東京・渋谷のNHKホールのステージに立つ。

NHKの渋谷義人チーフ・プロデューサーは同2曲を歌う理由に「平成最後の紅白の締めくくり。たくさんあるヒット曲の中で何を歌うか打ち合わせする中で、平成最後の締めくくりにどんなメッセージが良いか検討した中で決めた」と説明。白でも紅でない形に「男性、女性混合するグループ。こちらから要望した。演出、構成を考えて決めた」。

最終歌唱の理由には「昭和から平成にかけてずっとトップを走り続けてきたグループ。昭和のデビュー曲と平成の代表曲を歌っていただき、紅でも白でもない形で歌っていただきたいと思いました」と説明した。

NHKは今回は5回目の出場としたが、出場と出演の表現を明確にしていない場合もあるものの、出場者については少なくとも「世論の支持、今年の活躍、番組の企画・演出に合致しているか」を検討して選考していると説明した。
また、14年のサザンオールスターズが出場者か企画コーナーの出演者か議論もあるが、渋谷氏は当時のことは把握しておらず、責任ある説明ができないとした。

紅組または白組に属する出場歌手のトリを白組の嵐が務め、「嵐×紅白スペシャルメドレー」を歌唱。
平成最後の紅白らしく、代表曲などを含めたメドレーになるとみられる。
渋谷氏は「平成を代表するグループ。白組を締めくくってほしいと思った」。

嵐の前に歌唱する紅組のトリを石川さゆり(60)が務め、「天城越え」を歌唱。
世界的ギタリスト布袋寅泰(56)とコラボレーションする。三味線などの邦楽器30人と布袋のギターが和洋折衷のセッションとなる。
渋谷氏は、石川について「昭和から活躍し、紅組最多の41回目の出場。昭和の曲だがカラオケの演歌チャートでトップ。平成でもずっと愛されている曲。布袋寅泰さんと和とロックの洋の融合を紅組の締めくくりとして届けたい」と説明した。

一方、トップバッターは白組の三代目 J Soul Brothersが「R.Y.U.S.E.I.」を歌唱。
続いて紅組の坂本冬美が「夜桜お七」を歌う。

渋谷氏は郷ひろみさんまで3組をトップバッターという位置づけとし「平成最後の紅白というメッセージを視聴者にお届けしたいと思いました。平成はたくさんの名曲があったねと伝えたい。Jポップ、演歌、歌謡曲。平成のいろんなジャンルのいい歌を届けたい」と説明した。

また、けがで活動を一部休止中の欅坂46の平手友梨奈について、渋谷氏は「体調を第一に考えて判断する。5日間あるので報告を受けながら判断する」と明言をさけた。
DA PUMPの後半のトップバッター起用に渋谷氏は「親しまれたダンスを中心に今年を象徴する曲。後半のスタートを切るにふさわしい」とした。

YOSHIKIは「YOSHIKI feat. HYDE」として白組で出場するが「YOSHIKI feat. サラ・ブライトマン」として紅組でも出場する。
NHKは同じ年の紅白の舞台に、紅白両軍それぞれの出場は初めてとしている。

今後の追加出場者、出演者の可能性に渋谷氏は「視聴者の要望の多い方には(交渉を)継続する」とした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181227-00429980-nksports-ent

欅坂46 平手友梨奈
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欅坂46
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紅白歌合戦歌唱曲
欅坂46 『ガラスを割れ!』
https://www.youtube.com/watch?v=A2k6ZO6B0A8