「レスリング・全日本選手権」(22日、駒沢体育館)

女子57キロ級の1次リーグB組初戦で、五輪4連覇の伊調馨(34)=ALSOK=と、リオデジャネイロ五輪63キロ級金メダルの川井梨紗子(24)=ジャパンビバレッジ=が4年ぶりに対戦し、川井梨が2−1で勝利した。
伊調が日本選手に敗れるのは2001年全日本女子選手権での吉田沙保里戦以来17年ぶりで、対日本人では70連勝でストップした。

初戦からいきなり実現した金メダリスト対決は川井梨に軍配が上がった。
伊調と川井梨の最後の対戦は14年12月の全日本選手権で、過去3戦は伊調が全勝していた。
川井梨は、伊調や吉田沙保里が休養していたリオ五輪以降、世界選手権で2連覇するなど、第一人者として日本女子をけん引する存在となっていた。

前日、第1シードの坂上嘉津季(ALSOK)が膝のけがで欠場することが決まり、エントリー人数が8人から7人に減ったため、世界連盟の規定で、2組に分かれての1次リーグ戦が行われることになった。
各組上位2人が決勝トーナメントに進むため、2人が順当に勝ち上がれば、23日に行われる決勝で再び激突する可能性がある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181222-00000044-dal-spo

レスリング全日本選手権の女子57キロ級の1次リーグ初戦で、川井梨紗子選手(左)に敗れた伊調馨選手
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