[12.1 J1第34節 名古屋2-2湘南 パロ瑞穂]

J1第34節が1日に行われ、パロマ瑞穂スタジアムで行われた名古屋グランパス対湘南ベルマーレは2-2の引き分け。湘南は自力で残留確定。
名古屋も他会場の結果、ジュビロ磐田が後半アディショナルタイムの失点で川崎フロンターレに敗れたため、試合終了後に歓喜の残留確定となった。

18シーズンのJ1もいよいよ最終節。優勝、そして自動降格の2チームも決定済みで、焦点はACL出場権争いとJ1参入プレーオフ回避をかけた戦いに絞られていた。
試合前の時点で、J1参入プレーオフ行きとなる16位は名古屋。ただし、15位サガン鳥栖、14位湘南とは勝ち点差なし。勝ち点1差の横浜F・マリノス、ジュビロ磐田まで可能性が残る状況でキックオフ。

そして名古屋と湘南が直接対決。同カードは2年前の最終節の再現だが、その時は名古屋が1-3で敗れ、初のJ2降格という憂き目に遭った。名古屋にとっては怒号が渦巻いたホーム最終戦セレモニーの再現だけは避けたいところだった。
しかし2年前を再現するように、湘南が前半から得点を重ねた。前半19分、左サイドの崩しからMF金子大毅のマイナスクロスをゴール前でフリーになっていたFW菊地俊介が倒れ込みながらも左足で押し込んで先制点を決める。

前半37分には名古屋のお株を奪うかのようなパスワークから完璧な崩し。DF山根視来がエリア内に入ったところでGKランゲラックに倒されてPKを獲得。これをMF梅崎司が豪快に蹴り込み、2年前同様、2点のリードを持って前半を折り返した。

たまらず名古屋は後半開始と同時にMF相馬勇紀に代えてMF前田直輝を投入。システムを4バックに変更する。しかし状況はなかなか好転しない。
後半14分にはエリア内で前田とのワンツーで玉田が抜け出すが、シュートは力なくGK秋元陽太の正面に飛んでしまう。玉田も悔しさのあまり、ポストを蹴った。

しかし後半22分、エリア内混戦の中でFWジョーが倒されてPKを獲得。これをジョー自らが沈めて1点を返す。2点差から助っ人のPKで1点を返すという展開まで、2年前と同じ展開になる。
だがここからが違う。同30分、DF和泉竜司の右サイドからのクロスがDF坂圭祐のハンドを誘発。ジョーのPK2発で試合を振り出しに戻した。

湘南は後半37分から梅崎と金子を下げて、MF齊藤未月と中央大所属で特別指定選手のFW大橋祐紀を同時に送り込む。名古屋は同40分に玉田を下げてDF金井貢史を投入して勝ち越し弾を狙いに行く。
しかし試合はこのまま2-2で終了。試合終了後は他会場の結果が気になる選手らの表情が見られた。そしてスタンドがざわつきだす。名古屋の思いが届き、J1残留の知らせが届いた。

12/1(土) 15:59配信 ゲキサカ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181201-07316896-gekisaka-socc

写真
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