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「やっほー、ローラだよ♪」のイメージしかない身としては、このところの彼女の発言はどうもしっくりこない。「天然」がウリだったのに、いきなり「自然」保護を訴えられても……。そもそも、プラスチックごみを問題視すれば、彼女のお仕事との矛盾は否めないのだ。

 とはいえ、ローラ(28)は本気である。

 510万人ものフォロワーを誇る公式インスタグラムでは海洋汚染について日々、嘆き続けている。

 一部を抜粋すると、

〈いまプラスチックの環境問題は深刻になってきていて、2015年から2025年までの間に約3倍の量に増えて、2050年までには海にいる魚達よりもプラスチックの重量のほうが重くなると言われているの〉(5月9日)

〈毎年約800万トンのプラスチックが海に流されていて、それが海の生き物の体内にも取り込まれていっているんだ〉(7月17日)

〈ペットボトルのお水を買わなくなってなるだけマイボトルを持ち歩くようになったらどんどん愛着が湧いてきたんだ! (中略)少しずつみんなで使い捨てプラスチックをなくしていこう〉(10月28日)

 以前の彼女なら「まいっか〜♪」で済ませそうな硬派なテーマである。一体どうしたのか、ローラ。

「本人もインスタで触れていましたが、プラスチックごみの問題に警鐘を鳴らすドキュメンタリー映画『プラスチック・オーシャン』をNetflixで観て感化されたんだと思います。まぁ、日本にいた頃と比べてヒマなんでしょうね」

 と、にべもないのはテレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏だ。

「彼女が拠点にしているのはロスなので、排ガス規制が世界一厳しいカリフォルニア州の土地柄も影響したのでは。“プラスチック削減”自体は、英王室をはじめ世界的な広がりを見せているムーブメントです」

年間50万トン以上

 そう聞けば海外セレブの仲間入りをしたいローラが、流行りに便乗しただけにも思えるが、

「ローラさんのような有名人が海洋汚染の危険性を説いてくれるのはありがたい。彼女が書き込んだデータもほぼ正確です」

 東京農工大の高田秀重教授(環境汚染化学)は、ローラの発信を好意的に受け止める。

 その一方、彼女がモデルとして活躍するファッション業界は海洋汚染の「元凶」でもある。アメリカの慈善基金団体が昨年発表した報告書によれば、ファッション産業は年間50万トン以上のプラスチック製マイクロファイバー繊維を海に廃棄しているとされる。これはペットボトル500億本を上回る量に相当するという。

「日本の海域に廃棄される5ミリ以下の微細なマイクロプラスチックのうち5〜10%は繊維製で、大半は衣服に由来します。たとえばフリースを1回洗濯すると2千本もの繊維が排出される。大量生産・大量消費の衣服は質も悪く、よりマイクロプラスチックを発生させやすい」(高田教授)

 自分の存在理由と全く矛盾する思想に染まったローラ。一皮むけるか。

「週刊新潮」2018年11月22日号 掲載

11/26(月) 5:58配信 ディリー新潮
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