全米大学男子バスケットボールの「マウイ招待(ハワイ州)」の決勝が21日に行われ、
AP3位のゴンザガ大が大方の予想を覆してAP1位のデューク大を89―87(前半47―39)で下し、
この大会では9年ぶり2度目の優勝を飾った。

八村塁(20=2メートル3、104キロ)は37分出場してチーム最多の20得点をマークしたほか、
7リバウンド、5アシスト、3ブロックショットもマーク。
フリースローを9本中4本外したものの好守両面で優勝に貢献し、3試合で計67得点を稼いで見事に大会MVPに輝いた。

ウエストコースト・カンファレンス(WCC)に所属するゴンザガ大がランキング1位校に勝ったのは大学史上初めて。
強豪カンファレンスのひとつアトランティックコースト・カンファレンス(ACC)に所属するデューク大は
マウイ招待に出場した過去5回すべてに優勝していたが、大会通算18戦目で初めて土をつけたのが八村を擁するゴンザガ大となった。

デューク大には来年のNBAドラフトで1巡目の上位指名が予想されているR・J・バレット(18=2メートル1、92キロ)、
ザイオン・ウィリアムソン(18=2メートル1、129キロ)、
キャム・レディッシュ(19=2メートル3、99キロ)という1年生の怪物トリオが先発で名を連ね、
チームを率いるのは五輪3大会で米国代表を金メダルへと導いた「コーチK」ことマイク・シャセフスキー監督(71)。

ゴンザガ大には昨季活躍したフランス出身の3年生フォワード、キリアン・ティリー(20=2メートル8、100キロ)が
故障でまだ出場てきないという状況だったが、チーム一丸となって全米大学選手権(NCAAトーナメント)で
過去5度の優勝を誇っている名将の前で歓喜の輪を作った。

決勝戦でゴンザガ大は八村を中心としてオフェンスを組み立てて応戦。
後半の3分44秒には16点のリードを奪って館内をどよめかせた。
ここからデューク大の反撃にあって残り1分45秒には87―87の同点とされたが、その28秒後、
八村はカナダ代表としてU―19世界選手権(2017年)でMVPとなっていたバレットとの1対1をゴール下で制し、
ペイント内で巧みなステップからシュートを成功させてこれが決勝点となった。

最後は同点を狙ってバレットが正面から仕掛けてきたドライブインを、八村とともにゴール下で待ち構えて
いたブランドン・クラーク(22=2メートル3、98キロ)が阻止。この日6つ目のブロックショットを記録して試合終了を告げるブザーが鳴った。

エジプトでのU―19世界選手権で八村のいた日本を100―75で下していたバレットは23得点、
ド迫力のパワーを誇るウィリアムソンは22得点と10リバウンド、レディッシュは10得点を記録したがチームは今季6戦目で初黒星。
ゴンザガ大のフィールドゴール成功率は52・3%で、これはデューク大にとってここ2シーズンではワースト記録となった。

これでゴンザガ大は今季6戦全勝。デューク大は5勝1敗となり、AP通信やコーチ協会のランキングでともに
3位のゴンザガ大が1位に浮上する可能性が出てきており、マウイ招待決勝の結果は遠く離れた米本土にも最大級の衝撃を与えそうだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181122-00000096-spnannex-spo

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