巨人・原辰徳監督(60)が20日、アレックス・ゲレーロ外野手(32)の“再生”に自信を見せた。
中日時代の昨季、35発で本塁打王に輝いたが、今季はわずか15本塁打の大不振に陥った。
原監督は「欠点、ちょっと指摘したいところが見つかっているから楽しみだよ」と、内角攻め克服への特効薬を用意しており、すでにメールによる“通信講座”も行っていることを明かした。

補強だけが、戦力上積みの手段ではない。原監督は不振に終わったゲレーロについて言及した。
「右打者で、長打を打つ人の共通点が自分の中にある。欠点、ちょっと指摘したいところが見つかっているから楽しみだよ」と主砲の“再生”に自信を見せた。

中日時代の17年に35発を放って本塁打王に輝き、2年総額8億円(推定)の大型契約で巨人へ移籍。
開幕4番でスタートした今季だったが、不振などで6月中旬から2か月以上ファーム暮らしが続き、打率2割4分4厘、15本塁打に終わった。
原監督も、解説者として「打たねえなぁ。これじゃ打てねぇな」と苦笑い交じりに見ていたという。改善点の詳細は伏せたが、
打ちに行く際に左脇が開き、顎が上がるような傾向が見られるため、内角が見えにくくなっている点を気にしているもようだ。

長打力はチーム随一。またアグレッシブな走塁は、身体能力の高さの証明でもある。
指揮官は「やっぱりあいつは、体が若い。躍動感がある。技術のところで、ここをこうしたほうがいいんじゃない?ってだけなんだよ」。
ゲレーロは勤勉な一面も持ち合わせており、二人三脚で打撃改造に取り組む日を心待ちにする。

対面するのは来春キャンプになるが、先駆けて“指導”も行っている。
現在は自宅のある米フロリダ州マイアミで自主トレを続けているというゲレーロに、原監督の意向は通達済みだ。
「国際部を通じてメールで彼に伝えてもらっている。(課題などを)共有したいなと。
彼にとっていいヒントになってくれたら」。くしくもこの日は、ゲレーロの32歳の誕生日。
「戦力になってもらわないとね。まだまだ30〜40本は打てる」。本来の力を発揮すれば、左翼レギュラーを十分任せられるはずだ。

チームはFA宣言した広島・丸、西武・炭谷や、オリックス退団が決定している中島の獲得に動いているが、リベンジに燃える主砲の完全復活もまた、大きな補強だ。

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11/21(水) 6:06配信

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【読売ジャイアンツ】ゲレーロ 選手応援歌

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