ロッテが、FA宣言した広島・丸佳浩外野手(29)の獲得に向けて6年総額24億円プラス出来高の大型契約を用意していることが18日、分かった。
ロッテ本社の全面的な援助もあり、最大で30億円に迫る好条件を提示する模様。巨人も獲得を目指す目玉選手の獲得に、球団史上類を見ない“切り札”で挑む。

ロッテが過去最高の条件で丸獲得に全力を注ぐ。この日、ZOZOで行われたファン感謝デーに参加した井口監督は
「本社を含めて『獲りにいこう』という話はしていますし、現場としては(支援は)非常にありがたい。
その思いを相手側にもしっかり伝えないといけない」と、球団と現場が一致団結して交渉に向かうことを強調した。

今オフFA補強最大の目玉選手獲りの背景には、ロッテ本社の全面的なバックアップがあった。
関係者によると、これまで4年総額20億円とみられていた条件を6年24億円プラス出来高に“上方修正”したことが判明。
出来高を加えた総額では30億円規模の好条件で巨人、広島との争いに挑むことになった。

球団の複数年契約では06〜07年に小林雅英が2億5000万円プラス出来高で結んだ2年契約などがある。
過去、ロッテで年俸3億円に届いた選手はいないため、丸への条件は一気に球団最高になる。
初交渉日は未定だが、山室球団社長は「必要とあらば行きます」と出馬要請があれば自らも交渉の席につく構え。
「(来年はロッテオリオンズ誕生)50年目の節目の年ですし。本社をあげて(獲りにいく)ということです」とロッテ本社と連携を取りながらライバル球団と戦う姿勢だ。

FA選手獲得の参戦は13年オフの涌井(西武)以来となるが、今回は「何年に一回の大勝負」(山室社長)ということもあり、将来の“監督手形”を含めて今までにない破格の条件をそろえるに至った。

井口監督は「勝算というよりマリーンズとしての思い、僕の思いを伝えることだと思う。思いを伝えることが一番大事かなと思う」と誠心誠意を尽くす覚悟を見せた。
05年以来のリーグ制覇と9年ぶりの日本一奪回を目指す来季。絶対に必要なピースを本社・球団・現場の“三本の矢”で射止めにいく。

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11/19(月) 3:03配信