TOKIOの国分太一(44)がメインMCを務めている「ビビット」(TBS系)がついに打ち切り対象として局内で審議され始めたという。

 同番組は2015年春に「白熱ライブ ビビット」の名前でスタート。芸能ニュースや時事問題を扱い、TBS系列の朝の時間帯としては「モーニングEye」以来18年半ぶりのワイドショー復活として話題をさらった。

「国分がジャニーズのタレントとして史上初のワイドショーMCを担当することも番組の看板のひとつでした。かといって、ミーハーな企画に偏るわけではなく、国分とタッグを組む真矢ミキの的確な司会進行も安定があります。内容的には今でも決して悪くないと思います」(TBS関係者)

 ところが、視聴率が伴わずに低空飛行を続けてきた。この3年半の間で数字が一時的に上昇したのは、今年4月にTOKIOのメンバーだった山口達也が強制わいせつ事件でグループを脱退した直後と、今年6月にレギュラーのNEWS・加藤シゲアキが不祥事を起こした時くらい。2〜3%台をウロウロし、今月も2%台を連発。テレビ東京を除くと民放最下位のポジションが定着している。

 “敗因”は何か――。

「とにかく競合の裏番組が強すぎるの一言に尽きます。改編期になると打ち切り説が囁かれるフジテレビ系の『とくダネ!』でさえ6〜7%台をキープしており、『ビビット』はダブルスコアをつけられている。国分はMCに求められる知識、司会進行、トークのいずれもがライバルの小倉智昭や羽鳥慎一に及びません。TBSも最初から負け戦を覚悟していたはずです」(芸能ジャーナリストの芋澤貞雄氏)

 TBSが番組の打ち切りをためらってきたのはジャニーズ事務所への忖度もあるようだ。ジャニーズは嵐・桜井翔に始まり、V6の井ノ原快彦、NEWSの小山慶一郎ら所属タレントを次々に報道・情報番組のMCに出演させてきた。MCのギャラは安定しているし値段も悪くない。国分のギャラも年間1億円以上といわれている。

 ただ、“オイシイ仕事”のはずだったが、最近はそれがそうでもなくなってきた。

「小山や加藤のように、報道系のMCは不祥事を起こすとバッシングを浴びてしまいます。ライブなどの活動も制限されるし、メリットばかりではありません。『ビビット』に関して言えば、このまま低視聴率が続くと国分が泥をかぶるハメになる。ジャニーズ側はうまい具合に逃げようとしているのかもしれませんよ」(前出のTBS関係者)

 ビビットの打ち切りについて、TBSからは「お答えすることはありません」(社長室広報部)と回答があった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181026-00000004-nkgendai-ent