「とにかく競合の裏番組が強すぎるの一言に尽きます。改編期になると打ち切り説が囁かれるフジテレビ系の『とくダネ!』でさえ6〜7%台をキープしており、『ビビット』はダブルスコアをつけられている。国分はMCに求められる知識、司会進行、トークのいずれもがライバルの小倉智昭や羽鳥慎一に及びません。TBSも最初から負け戦を覚悟していたはずです」(芸能ジャーナリストの芋澤貞雄氏)

 TBSが番組の打ち切りをためらってきたのはジャニーズ事務所への忖度もあるようだ。ジャニーズは嵐・桜井翔に始まり、V6の井ノ原快彦、NEWSの小山慶一郎ら所属タレントを次々に報道・情報番組のMCに出演させてきた。MCのギャラは安定しているし値段も悪くない。国分のギャラも年間1億円以上といわれている。


 ただ、“オイシイ仕事”のはずだったが、最近はそれがそうでもなくなってきた。

「小山や加藤のように、報道系のMCは不祥事を起こすとバッシングを浴びてしまいます。ライブなどの活動も制限されるし、メリットばかりではありません。『ビビット』に関して言えば、このまま低視聴率が続くと国分が泥をかぶるハメになる。ジャニーズ側はうまい具合に逃げようとしているのかもしれませんよ」(前出のTBS関係者)

 ビビットの打ち切りについて、TBSからは「お答えすることはありません」(社長室広報部)と回答があった。