0001鉄チーズ烏 ★
2018/10/17(水) 19:29:45.20ID:CAP_USER934歳のベルダスコは、先月行われた深センオープンにおいて激しい身振りでボールボーイを急がせた件について口を閉ざしているが、ソーシャルメディアで問題の映像が拡散されたことによって、厳しい批判にさらされた。
こうした状況を受けて、四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇るアンディ・マレー(Andy Murray、英国)の母親で、女子の国別対抗戦フェドカップで英国代表の監督を務めた経歴を持つジュディ・マレー(Judy Murray)さんは、「選手が自分でタオルを取りにいくというルールにしてはどうか?」とツイッターに投稿した。
ベルダスコの振る舞いが糾弾される一方で、テニス選手がボールキッズに厳しい態度を見せるのは、これが初めてのケースではないとの指摘も出ている。
先日の中国オープンでは、ベラルーシのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)が、明らかに特定のボールボーイに向けて空のペットボトルを振ってみせた後、それを床に投げつけた姿を映像で撮られており、現在女子の英代表指揮官を務めているアン・ケタボング(Anne Keothavong)氏は、「どれほど優秀なテニスプレーヤーか知らないけれど、こうした行為はやめるべき」とツイートした。
2015年のウィンブルドン選手権では、グランドスラム14勝のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)がボールガールに向かって声を荒らげ、震え上がらせたことについて謝罪する出来事もあった。
自身もボールボーイを経験し、グランドスラム通算20勝の王者に成長したロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は、テニスは礼儀正しさに関して多くのスポーツの基準になっていると強調し、それはボールキッズの扱いにまで反映されるべきだと訴えた。
37歳のフェデラーは出場していた上海マスターズで、「ボールキッズは本当に大切な存在だ。なぜなら、私と同じように彼らはテニスの未来を担う可能性があるからだ」「彼らに『どうしよう』とか『あまり感謝されていないな』とか『僕は嫌われている。何かまずいことをやってしまったかもしれない』といった思いを抱かせたくない」と語った。
その一方でフェデラーは、試合が白熱すると感情が高ぶってしまうことや、競技の激しさが以前より増していることにも理解を求めた。
■タオル棚の設置
ベルダスコの行為がきっかけで、選手にタオルを渡すボールキッズの問題が浮き彫りになった。選手の多くは、ポイントごとにタオルで顔を拭く傾向にある。
フェデラーは、試合が滞らないようにしなければと思うあまり、選手は自分でタオルを取りに行かずにボールボーイに素早く手渡してもらっていると強調し、「試合は止まってはいけない。だから、選手側に時間は十分あるように見えたとしても、実は非常にやることが多いというのが正直なところだ」と話した。
一つの解決策として、コートの後方にタオルの棚を設置することが提案されている。このシステムは、来月イタリア・ミラノで開催される21歳以下のトップ選手によるネクストジェネレーション・ATPファイナルで試験導入される。
この案について世界ランク1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、試合がスローダウンするとして反対姿勢を示した。同11位の錦織圭もまた、「その案は好まないかもしれない。余計な時間がかかるかも」とコメントした。
選手がタオルで汗を拭くのは、ポイントの間に考えをまとめるためでもあると主張したフェデラーは、棚を置くことを歓迎する一方で、独自の見解で意見を保留にしている。
「コートの後ろにフックとか柵を設置する場合は、どうだろうか? 1ポイントにつき3秒くらい余計に時間を浪費することにならないかな?」「それは大した時間ではないように聞こえるかもしれないけれど、5時間以上に及ぶ試合で計算したら、実際にプレーしている時間が減ってみえるだろう」
今年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)では、全試合で25秒以内にサーブのモーションに入ることを義務づけるショットクロックが導入された。この新たな規則は、来年1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)でも採用されることになっている。
2018年10月17日 11:58 発信地:上海/中国
http://www.afpbb.com/articles/-/3192796?act=all