0001サスケ ★
2018/10/15(月) 19:33:49.43ID:CAP_USER9その後、発売から38年間で累計4億5千万個以上を出荷。
HG、MG、RG、PGといったカテゴリー分けで試行を繰り返しながら今なお進化を続けている。
そこで今回、2014年に開催された『ガンダムビルダーズワールドカップ』(GBWC)の日本大会で3位となった実力派モデラー・ひやむぎさんにインタビューを実施。
「ガンプラ」進化の一翼を担ってきたモデラーの匠の技術について、その真髄を聞いた。
■ガンダムの妄想サイドストーリーを具現化「“丸い棺桶”をどう“最強”に見せるかが腕の見せ所」
――ガンプラ歴を教えてください。
【ひやむぎ】約30年になります。幼少期にSDガンダムがブームで、ガシャポンやカードダスと一緒に自然と始めていたました。
――プラモを制作するうえで、こだわりの造形箇所を教えてください。
【ひやむぎ】迫力を出しつつも、シルエットのバランスには気を使っています。あと必ずどこかにオリジナルの要素を入れるようにしています。カラーであったりデカールであったり内容はさまざまです。
――作りこまれた“リアルさ”と“妄想”の掛け合わせに匠の技を感じます。
【ひやむぎ】実は、もともと情景描写(ジオラマ作品)はあまり得意ではないのですが、塗装の剥がれ表現やグラデーション塗装による退色表現などは得意としています。
――確かに、ひやむぎさんの作品からは、モビルスーツの機械の錆や塗装の剥がれ、オイルの匂いのようなものが感じとれます。
【ひやむぎ】あと、様々なガンプラのパーツを組み合わせ自分独自のガンプラを完成させる“ミキシング”も好きですね。特に、2014年の「GBWC」日本大会で3位入賞した、『スティンガーフォトンボール(ボール)』はお気に入りです。テーマは“速くて強くてカッコいい”ボール。ガンダムの世界では弱くて有名なボールですが、これをシューティングゲームの戦闘機のようにカッコよくしたら面白いのではないか、と考えたのが始まりです。
――制作期間とこだわった部分を教えてください。
【ひやむぎ】制作期間は約3ヵ月、こだわりというかコンセプトは、ガンダムの作中で「丸い棺桶」と呼ばれ、弱い=ボールという意識を持たれている兵器を、いかに強そうな見た目にするかに腐心しました(笑)。
■妄想中や制作中、完成時の達成感…、ガンプラはあらゆる時間に楽しさが詰まっている
――ひやむぎさんの作例からは、インスピレーションを強く感じます。モデラーにとって一番必要な技術とは何ですか?
【ひやむぎ】プラモデルは作り方や塗装も含めて自由なものですから、自分が作りたいものによって必要な技術はそれぞれです。あえて技術というのであれば「丁寧に作る技術」ですね。
――「丁寧さ」はどうすれば習熟できますか?
【ひやむぎ】実は自分もその点に関していえば苦労しています。コツは飽きたらやめることです(笑)。
――緻密な作業ですから、心に余裕がなかったり、モチベーションがない時は丁寧に作れなくなってしまうと。無理して作らないことも大事なんですね。ちなみに、次はどんな作品にチャレンジしたいですか?
【ひやむぎ】PG(パーフェクトグレード)のユニコーンを使って、何か面白いことをしてみたいですね。
――常に、新しいアイデアを盛り込みたいわけですね。ひやむぎさんにとって「ガンプラ」とは?
【ひやむぎ】妄想中や制作中、完成した時の達成感など、あらゆる時間に楽しさが詰まっている、そんな趣味です。
写真=作品名:スティンガーフォトンボール 制作:ひやむぎ/2014年「GBWC」日本大会3位入賞作品
https://amd.c.yimg.jp/amd/20181015-00000318-oric-000-23-view.jpg
https://i.imgur.com/MMrc74X.jpg
https://i.imgur.com/Pq5DamL.jpg
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181015-00000318-oric-ent