10/4(木) 20:12配信
THE ANSWER
大谷の全22本塁打をMLBが公式YouTubeで公開、反響を呼ぶ


 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は激動のルーキーイヤーを終えた。二刀流で大きなインパクトを残したが、右肘を痛め後半戦は打者に専念。日本人ルーキー最多となる22本塁打を放ち、打者としても米国を熱狂させた。新人王争いでも本命と目されている怪物のホームランショーをMLBが公式YouTubeで公開。全22発のハイライト動画には、現地ファンから改めて称賛の声が上がっている。


 まず記念すべき移籍後初アーチは4月3日(同4日)の本拠地インディアンス戦。ホームデビュー戦の第1打席で右腕・トムリンから右中間へ圧巻の一撃を放った。すっかりおなじみとなった現地実況の「ビッグフライ!オオタニサン!」のフレーズは一発目から使われていた。

 ダイヤモンドを一周した後のベンチではチームメートから無視される、メジャー流の祝福“サイレントトリートメント”も味わった。やはり印象深い一発だろう。続く4日(同5日)の同戦ではサイ・ヤング賞右腕のコーリー・クルーバーから一発を放つなど、圧巻の3試合連発をマーク。このころには現地メディアでも大騒ぎになっていった。

 8月18日(同19日)のレンジャーズ戦での一撃も圧巻だった。7回に代打で出場。バックスクリーンに13号3ランを叩き込んだ。左ひざを大きく折り曲げながらスタンドまで運ぶ驚異のパワーと、画になるフォロースルーの美しさが現地でも大きな称賛を集めた。

 8月25日(同26日)のアストロズ戦では、2011年サイ・ヤング賞右腕のジャスティン・バーランダーから第2打席に14号2ランをバックスクリーンへ運んだ。初対戦では4打数無安打3三振と完璧に封じられていた大谷だが、きっちりとリベンジを果たした格好だ。

8、9月に13本塁打を量産、締めの一発は日本ハム時代の同僚から

 8月に6本塁打、9月に7本塁打と後半戦になるにつれて、快音を連発した大谷。終盤は4番に座り、その期待にしっかりと応えていた。

 そして今季最後の一発は9月26日のレンジャーズ戦だ。かつての同僚マーティンから左翼席へ勝ち越しの22号ソロ弾を放った。日本ハム時代の2016年にマークしたキャリアハイに並ぶ一撃で、1年目を締めくくった。

 22発のホームランショーを、MLBは「2018年のショウヘイ・オオタニの全本塁打22本を振り返る」と題して特集。ファンからは改めて称賛が送られている。

「来年のオオタニは三冠王」
「日本と日本の人々に大きな感謝を。オオタニをMLBへ送り出し、エンゼルスに加入させてくれて。オオタニが2018年のMLBシーズンを記憶に残る、エキサイティングなものにしてくれた」
「MLBはハイスクールだったのかな」
「内野か外野でプレーしていればもっと打てただろう」
「22本塁打、15本はレフト、左中間、センターへ。」
「新人王」
「マスターピース」

 スプリングトレーニングでは結果を残せず、開幕前は酷評された。だが、シーズンに入って輝きを放った。その姿に全米が熱狂した。

 今季の活躍を振り返ると、しばらくは大谷の雄姿が見られないことに寂しさも感じてしまうが……。まずは新人王の受賞が実現するのか、注目したいところだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181004-00039064-theanswer-base