女優の有村架純が10月1日、都内で行われた主演作「コーヒーが冷めないうちに」(公開中)のヒット御礼舞台挨拶に、メガホンをとった塚原あゆ子監督とともに登壇した。

 「本屋大賞2017」にノミネートされた川口俊和の同名ベストセラー小説を映画化。望み通りの時間に戻れる不思議な喫茶店を舞台に、そこで働く時田数(有村)とさまざまな事情でタイムスリップを望む来店客たちの交流を描く。

 9月21日、全国307スクリーンで封切り。同30日までに観客動員53万2000人を記録しており、有村は「皆さんの心にちゃんと届く作品になっているのがうれしい」と感謝。
全国の来場者が流した涙の量をイメージし、約100個のバケツで作られた「涙のバケツタワー」がステージ上でお披露目されると、思わず苦笑いだった。

 また、10月5日から始まる台湾公開を皮切りに、香港、韓国、シンガポールとアジア進出も続々決定し「きっと感じることも違うでしょうし、ぜひ(現地の)声を聞いてみたいですね」(有村)、「日本の文化でわかりにくい部分もあるかもしれませんが、私たちだって海外の作品を楽しんでいるわけで、やはりうれしいですね。それに緊張します」(塚原監督)と喜びを語っていた。

 現在、両名はTBS系10月期火曜ドラマ「中学聖日記」で再タッグを組んでおり、有村が「作品に、役者に真摯に向き合ってくれる監督さん。言葉を大切になさるので、伝わるものも大きいですし、一緒にいると幸せな気持ちになります」と思いを語ると、塚原監督も「そんな風に言ってもらえると、泣きそう……。こちらこそ一緒に戦えて、幸せですし光栄です」とさらなる“共闘”を誓い合った。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181001-00000022-eiga-movi