ナショナル・リーグ西地区でともに162試合を戦い抜いて91勝71敗で同率首位となったロサンゼルス・ドジャースとコロラド・ロッキーズが1日(日本時間2日)、
ドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムで対戦。MLB史上初の「タイブレーク」となった試合は、ドジャースがロッキーズを下し、6年連続17回目の
西地区優勝を果たした。

 ドジャースは0-0で迎えた4回、ロッキーズ先発のヘルマン・マルケス投手からコディ・べリンジャー内野手が第25号2ラン本塁打を放って先制。そして、
続く5回にはマックス・マンシー内野手にも第35号2ラン本塁打が飛び出し、4-0とリードを広げた。

 投げては、先発のウォーカー・ビューラー投手が5回まで無安打に抑える好投。ビューラーは、打っても6回にロッキーズ2番手のハリソン・マスグレイブ投手から
タイムリー安打を放ちチームを引っ張った。

 ドジャースは、6回2/3までを投げて無失点だったビューラーの後も、2番手のペドロ・バイエズ投手と3番手のスコット・アレクサンダー投手がいずれも無失点。
そして、8回1死一塁からは4番手として前田健太投手が登板した。

 前田は、まず2番のD.J.ラメイヒュー内野手をカウント1-2から85.9マイル(約138キロ)のスライダーで三ゴロに打ち取る。さらに、続くデビッド・ダール外野手に対しても
カウント2-2と追い込むと、最後は外角高め92.8マイル(約149キロ)の速球で空振り三振を奪い無失点で切り抜けた。

 前田はこの大事な試合で2/3回11球(ストライク8球)を投げ無安打、無四球、奪三振1、無失点の好リリーフ。防御率を3.81とした。

 9回はクローザーのケンリー・ジャンセン投手が、先頭のノーラン・アレナド内野手に第38号ソロ本塁打、続くトレバー・ストーリー内野手に第37号ソロ本塁打と
2者連続本塁打を浴びたが、その後の打者を抑えてドジャースが5-2で勝利。6年連続17回目の西地区優勝を果たした。ドジャースは4日(同5日)から
東地区優勝のアトランタ・ブレーブスと地区シリーズ(5回戦制)を行う。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181002-00010000-baseballc-base