平塚市の「Shonan BMWスタジアム平塚」(1万5732席)をホームスタジアムとする湘南ベルマーレが、収容規模1万8000人のスタジアム建設へ可能性を探っている。

2年前から経済関係者らで構成する研究会が議論を重ね、今年5月には建設候補地を3自治体4カ所に絞ってベルマーレに答申した。

 茅ヶ崎ではスタジアムの誘致に向けた第一歩として、茅ヶ崎商工会議所内の「茅ヶ崎魅力向上まちづくり委員会」が21日、「湘南スタジアム 茅ヶ崎誘致シンポジウム」を市役所で開催した。

商議所会員ら約300人が参加したシンポジウムには、ガンバ大阪の吹田スタジアムを建設本部長として2015年に完成させ、湘南スタジアム研究会のアドバイザーも務める野呂輝久さんが登壇。日本初の寄付金による建設を実現した吹田の事例を挙げ、「募金団体設立から完成までは5年半かかった。

スタジアムを作るのは大変だが、必ず建てるという想いがあれば建つ」と語った。また、サッカーの試合だけでなく、コンサートやウエディングでも収益をあげ、防災拠点にもなっていることを伝えた。

掲載号:2018年9月28日号
https://www.townnews.co.jp/0603/i/2018/09/28/450585.html