9/25(火) 0:02配信
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「実家は酒屋なのでビシッとスーツを着た会社員には縁遠かったのですが、“ザ・サラリーマン”の代表作といえる『黄昏流星群』の主役をやれたのは、今年50歳の大台を迎え、いい経験になりました」

10月スタートの連続ドラマ『黄昏流星群』(フジテレビ系)の打ち上げが、放送開始前の9月18日に行われた。東京湾を巡る屋形船を貸し切る会場で、冒頭の挨拶をしたのが主役の佐々木蔵之介(50)だ。押しも押されもせぬ人気俳優の佐々木だが、50歳になった今もなお独身。そして先日、そんな彼が“終活”を始めたと告白したことが話題になっている。

《実は、父が亡くなってから、自分の終活についても少しずつ意識するようになりました。たとえば私は結婚していないので、生命保険の受取はどうするか》(『ソナエ』18年9月13日発売号)

父の勝也さん(享年83)が16年10月に胃がんで急逝してから2年。尊敬してやまない父の死が、生き方を見つめ直すきっかけになっていたのだ――。本誌は、彼の実家が営む京都の酒造会社「佐々木酒造」を訪れた。店頭に杉玉が吊るされ、創業125年の歴史を誇る店構えだ。近所に住む一家の知人は、酒蔵の当主だった父・勝也さんと蔵之介の親子関係についてこう明かす。

「長男は建築の道に進んだため、次男の蔵之介さんが後を継ぐものと本人も周囲も思っていました。お父さんは『神戸大学の農学部に入って、醸造のことを勉強してるんや』と、蔵之介さんのことをうれしそうに話していたんです。それが突然、蔵之介さんが役者になると言い出して……。もちろん、お父さんは大反対。周囲には何も言わなかったけれど、とても寂しそうでしたね」(前出・知人)

勝也さんの反対を押し切り“勘当同然”となった佐々木は、一心不乱に芝居に打ち込んできた。

「佐々木酒造と縁を切るからには、どんな苦労をしても役者をまっとうする――。その一心で、売れない時代も歯を食いしばってきたのでしょう。いつか父に認められるようにと、わき目もふらず芝居一筋の日々。だからこそ、結婚しないまま50歳を迎えることになったんだと思います。数年前には雑誌のインタビューに『当分の間、結婚はしません』と口にしたこともありました」(演劇関係者)