00013倍理論 ★
2018/09/08(土) 06:56:19.80ID:CAP_USER99月7日、初陣となるはずだったチリ戦が地震の影響で中止になった日本代表は、札幌市内で午後からトレーニングを行なった。
強風と時折小雨が降るあいにくの天候。また現地は地域によっては断水と停電が続いている状況ではあったが、「観に来てくださった方たちに何かが伝われば良かった」(青山敏弘)と選手たちは元気な姿を見せ、森保体制としては初めてフルコートでの11対11の紅白戦も実施された。
チリ戦が中止となり、この紅白戦は9月11日のコスタリカ戦へ向けて貴重なアピールの場となったが、その中で力強いパフォーマンスを見せたのは誰だったのか。まずフォーメーションは次のようになった。
1本目(30分)は両チームともに4-4-2で、ビブス組はGK権田修一、最終ラインは左から佐々木翔、冨安健洋、植田直通、守田英正、中盤はボランチに三竿健斗、天野純、左右のサイドハーフには伊東純也、伊藤達哉、FWは杉本健勇、浅野拓磨。
ビブスなし組はGKに東口順昭、最終ラインは左から車屋紳太郎、槙野智章、三浦弦太、室屋成、中盤はボランチに青山敏弘、遠藤航、左右のサイドハーフに中島翔哉、堂安律、FWは南野拓実、小林悠。
2本目(22分)もシステムは変わらず。1本目でSBを務めた守田がビブスなし組のボランチに入り、ビブス組のGKはシュミット・ダニエル、また遠藤が右SBに移るなどいくつかのポジションチェンジはあった。
1本目でまず目立ったのはビブスなし組のボランチを務めた遠藤航だ。自慢の対人守備の強さを活かしボールを刈り取り、正確なフィードで攻撃をサポート。コンビを組んだ青山とのコンビネーションもまずまずで、記者陣の中からも「遠藤いいね」という声が多く挙がるほどだった。
本人も「チームとしての完成度が高くないのは当たり前ですが、個人としてフォーカスしたなかで、ボランチと(2本目は)SBもやりましたが、ボランチとしての関わり方や前との関係性は良かったと思うし、下がって受けすぎずに、できるだけ高い位置で間で受けられるようにし、FWとの距離感を良くしながらやっていけたと思います」と手応えを語った。
伊東はこの日、唯一のゴールをマーク
またこの日唯一のゴールを決めた伊東もアピールに成功したと言える。1本目の22分には左からの佐々木のクロスに上手く左足で合わせてネットを揺らした。
試合後、ゴールについて問われた伊東は「いや練習なんで」とはにかみながら、「(佐々木)翔くんに入った時にスペースに走り込んだら、ちょうどボールが来たので上手く合わせることができました。逆サイドにボールが入った時は、中に入ろうと考えていました。ゴールはイメージ通りでした」と振り返る。
また2本目ではビブス組の右サイドでコンビを組んだ“リオ五輪世代”の中島と室屋が好連係を披露。14分には中島のパスから室屋が右サイドを突破して、際どいクロスをゴール前に送り込んだ。
加えて「ゲームを作る仕事はボランチに任せ、ゴールに直結するプレーを意識していました」と語る堂安や伊藤が、積極的な仕掛けで攻撃に変化を生み出した点も収穫と捉えられるだろう。
選手たちは練習後に「嫌だという人は誰もいなかったですし、皆で一緒に(写真を撮りに)行こうという話になりました」と、槙野の呼びかけでサポーターと記念撮影。
日本代表は翌日にコスタリカ戦が行なわれる大阪に移動する予定だが、北海道での紅白戦がスタメン選びにどう影響するのか注目だ。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180908-00046893-sdigestw-socc&p=2