これだけ息の長い女性ロックボーカリストは、ほかにいない。今年4月にデビュー35周年を迎えたヘビメタの女王、浜田麻里(56)だ。デビュー当時の所属レコード会社、ビクターエンタテインメントに復帰し、今月1日、新アルバム「Gracia」を発売した。

 前作から約2年半ぶりの同作は、11曲全てを自ら作詞し、作曲も8曲で携わった自信作。スペイン語のタイトルが示すように、真骨頂でもあるハードなサウンドの中に「気品高き優美さ」を漂わせている。

 ロック調はいうに及ばす、ポップ調やバラード調に至るまで一貫して印象的なのが、うねりを上げる浜田のハイトーンボイスに絡みつく激しいギターの音色。

 それもそのはず。ギタリストの顔ぶれを見て驚いた。米ロックバンド、Mr・Bigのポール・ギルバート(51)に日本が誇るロックバンド、ラウドネスの高崎晃(57)ら、世界のトップを走るギターの名手が名を連ねていた。

 特にオープニング曲「Black Rain」は、ギルバートの激しい速弾きプレーに乗せて、浜田の伸びやかで声量あふれた歌声が疾走感たっぷりに響き渡る。

 それを映像に収めたDVDが初回限定盤に封入されており、燃えさかる炎を背に浜田が一心不乱に同曲を熱唱する姿と、ギルバートの素晴らしいギターテクニックを見ることができる。

 「Gracia」はオリコンアルバムチャートで初登場6位を記録し、1996年に発売した「Persona」(同2位)以来、22年ぶりにトップ10入りを果たした。

 同作を記念して、10月5日のZepp Nagoyaを皮切りに、11月2日のZepp Tokyoまで6都市で35周年ツアーを展開。来年1月27日には大阪フェスティバルホールで記念公演を行う。全国で浜田のパワフルボイスが存分に味わえる。(山下伸基)

8/28(火) 15:00配信 サンケイスポーツ ヘビメタの女王、浜田麻里が世界のトップギタリストを従え帰ってきた/週末エンタメ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180828-00000500-sanspo-musi
画像 浜田麻里
https://amd.c.yimg.jp/amd/20180828-00000500-sanspo-000-1-view.jpg
2018/08/28(火) 17:33:25.52
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