0001砂漠のマスカレード ★
2018/08/26(日) 07:04:07.24ID:CAP_USER9声の主は、名俳優として知られる西田敏行さん。動画が全盛のこの時代に、
声だけで演じる上質のラジオドラマが話題となっている新日曜名作座『閉店屋五郎』(NHKラジオ第一/原作・原宏一)で、主役の五郎を演じている。
五郎の仕事は、中古屋。閉店する店舗から中古の厨房機器やオフィス機器などを買い取って、売りさばく商売をしている。
西田さんが「ものは大切にすべきだ」と思うようになったのは、ある体験からだという。
「ずいぶん前になりますが、映画『植村直己物語』という作品で植村さんを演じたんです。そのとき、エベレストのベースキャンプでロケをしていたんですね。
1カ月半の撮影が終わって、ネパールのカトマンズのホテルに戻ってきたんですが、ずうーっと同じ下着をはいていたもんですから、
最初はピカピカの新品だったものが、色を染めたのか、というくらいになっていましてね。まぁ薄茶色ですよ(笑)。その下着を洗うのも嫌になって、ホテルのゴミ箱に捨てたんです。
そのあと、部屋のドアがノックされるから、開けてみると、掃除をしてくれた方が、汚れたパンツを持って、『これは捨てたのか?』と聞いてくるんです。
『捨てたんだから、処分してください』と言うと、『どうして? 洗えば使えるじゃないですか。
使えるものを引き取ると、盗んだと思われるから、捨てたということを証明するために、この書類にサインをしてくれ』と言われましてね。
私はその時の恥ずかしさを、いまも忘れられません。『長い間使ってきたものには、その人の思いや歴史が詰まっている』と、
小説の中で五郎も言っていますが、私のパンツも洗って使えば、そのパンツに歴史ができたはずで(笑)。それ以来、ものは大切にしようと心に決めているんです」
「あなたの思い出、買い取ります」と語る西田さんの決め台詞がずしりと心に響くのは、こんな背景があったのだ。
続きはソースで
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180826-00008709-bunshun-ent
8/26(日) 7:00配信
https://www.youtube.com/watch?v=gMFiAmlez1g
坂田晃一作品集 西田敏行 / もしもピアノが弾けたなら