例えば、選手の身体がボロボロになっても勝てばいいということになったら、
ドーピングなんて廃止したっていいはず。どんな薬物を使おうが選手の自由。
選手は勝てればいい。金メダルがとれればいい。薬物競争になろうが関係ない。

しかし近代スポーツはそれを許さなかった。
選手の肉体が健全に育成されるかぎりで勝負事は行われるべきだというのが近代スポーツの基本理論。
そのために薬物の使用も規制されるようになった。
でなきゃ自由でいいんだから。