中日が19日の巨人戦(東京ドーム)で4点リードを守れずサヨナラ負けを喫した。5―1の9回に登板した岩瀬が先頭の阿部にいきなり死球。続く亀井は一邪飛に抑えたが、山本に四球を与えると代打の陽岱鋼に右越えの二塁打を浴びる。ここでベンチはR・マルティネスにスイッチするが、勢いづくG打線を止められず、4連打されてジ・エンド。

 火をつけてしまった岩瀬は「いいところを取ってくれないとゾーンを1つ上げるしかない」と小林球審のストライク、ボールの判定に恨み節。確かにこの日の小林球審の判定は低めも高めもかなり厳しめ。ただ、こうした判定は試合序盤からも多くあり、言い訳にはならないだろう。

 チーム内からはむしろ9回の投手起用が不可解との声が上がった。「抑えはR・マルティネスにするんじゃなかったのか。だったら頭から行かすべきだった」(チーム関係者)というのだ。
百歩譲って阿部、亀井と左打者が続くから岩瀬を投入したのなら「なぜ(右打者の)山本のところでR・マルティネスじゃなかったのか。ちょっと意味が分からない」と同関係者は首をひねった。

 朝倉投手コーチは「岩瀬1人で1イニング行ってほしかったのか?」と問われ「1人でというわけじゃないですけど任せたかった」とコメント。いずれにせよクローザー2人が二軍落ちというリリーフ陣の危機的状況はしばらく収まりそうもない。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180820-00000043-tospoweb-base