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三谷幸喜映画、8作目は政界コメディー!記憶喪失の総理役に中井貴一

 映画「THE 有頂天ホテル」の大ヒットで知られる脚本家で映画監督、三谷幸喜氏(57)が最新作「記憶にございません!」(来年公開)を製作中であることが5日、分かった。

 2015年の「ギャラクシー街道」以来4年ぶり8作目の主人公は、史上最低の支持率を記録した総理大臣。頭に石が当たったことが原因で記憶喪失になった総理が、その事実を国民に隠し公務をこなしていく政界コメディーだ。

 このほど都内で取材に応じた三谷監督は、同作について「高校生のときに思いついた。構想40年。100年後の人が見ても楽しめるもの、日本のコメディー映画の歴史のなかで転換期になる作品を作りたい」と所信表明。酷暑の中、今月下旬のクランクアップをめざし撮影中だ。

 総理大臣役は三谷組の常連で、11年の「ステキな金縛り」以来の顔合わせとなる中井貴一(56)。「日本のエンターテインメントコメディーの傑作を目指し、毎日酷暑の中撮影に取り組んでおります」と演説のようなコメントを寄せた。

 タイトルの「記憶にございません!」は国会の答弁などでよく聞く言葉。三谷監督は「映画がヒットして世間に認知されたら、証人喚問でこの言葉は使えなくなる。政界に一石を投じる」とニヤリ。最後は「必ず勝つ!!」と政治家ばりに右手を突き上げ、大ヒットを誓った。


新作映画のセットで取材に応じた三谷監督。握り拳を作って気合十分
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