第100回全国高校野球選手権記念大会は5日、甲子園球場で史上最多の56代表校が出場して開幕した。
開会式後、開幕試合の藤蔭(大分)―星稜(石川)の試合前に「甲子園レジェンド始球式」が行われ、星稜OBで巨人、
ヤンキースで活躍した松井秀喜氏(44)が登板。バックで守る星稜の後輩たちを背に、思いを込めた1球を投げ込んだ。

始球式のボールは甲子園上空のヘリコプターから落とされ、外野に着地。大きな拍手の中、白いシャツで登場した
松井氏はマウンドで一礼すると、後輩・山瀬捕手のミットに力強いワンバウンドの1球を投げた。

松井氏は星稜で1年時から4番を務め、甲子園は春夏計4度、夏は3年連続で出場。2年生だった91年の3回戦・
竜ケ崎一戦で聖地初アーチを記録した。3年時には明徳義塾(高知)に2―3で敗れて2回戦で敗退したが、
5打席連続で敬遠されたことは社会的な話題となった。

100回大会を記念して行われる「甲子園レジェンド始球式」には、松井氏を皮切りに夏の甲子園で活躍した18人の
レジェンドが毎日登場。20日の準決勝ではPL学園(大阪)で夏2度の優勝を果たした桑田真澄氏(50)と、日米球界で
活躍した「大魔神」佐々木主浩氏(50=宮城・東北出身)が登板する。決勝戦では、1969年夏の決勝戦で、延長18回
引き分け再試合の死闘を演じた三沢(青森)の太田幸司氏(66)と松山商(愛媛)の井上明氏(67)がダブル登板する。

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