フジテレビの単独取材に日本ボクシング連盟・山根明会長が答えた。山根会長は、リオオリンピックに出場した成松大介選手に交付された助成金240万円を、別の2人と3等分したことは認めた。だが、会長専用の椅子やおもてなしについては、自分は要求していない。奈良県出身の選手への依怙贔屓判定は「絶対ない」。村田諒太の「古き悪しき人は引退せよ」発言に対しては「ショック」だといった。

フライデーが山根会長の「ルーツ」を報じている。山根は、ボクシング経験がないことは知られていたが、いかにしてのし上がってきたかについては謎だった。山根について語っているのは、彼より2歳上で、山口組傘下の「小田秀組」の若頭として名を馳せた元暴力団組長のM氏。

「山根は私の舎弟でした」と語りだした。いまから60年ぐらい前、山根が20歳ぐらいの頃、組員の紹介で自分の組に入ってきたという。正式に盃を交わしたことはないそうだ。

組には10年ぐらい出入りしていて、「仕事は私の使っ走りをさせていました」(M氏)。最初の嫁さんを山根がもらうとき、婚姻届けの証人になったそうだ。山根はM氏に「京都や奈良の組にも出入りさせてもらっていました」と語っていた。

<「奈良のボクシング連盟に取り入ったのも、そのツテでしょう。私の組に所属していた頃も、連盟には出入りしていました。入り込んだ後は、ヤクザの流儀で頭角を現していった。強い者には平身低頭して、弱い者は恫喝する、というやり方です。そうして会長にまで成り上がってしまった」>

連盟側はフライデーに対して、19歳の頃、M氏と知り合い親密になったことは認めているが、組の構成員になったことも、組員として活動したこともないと答えている。

2018/8/ 3 16:54
J−CASTニュース
https://www.j-cast.com/tv/2018/08/03335484.html?p=all