0001ほニーテール ★
2018/08/03(金) 08:45:39.90ID:CAP_USER9最近のディナーショーは、ひと昔前と比べると多様化しており、タレント色の強いプレミアムな“ライブイベント”と化している傾向にある。
■ロックスターYOSHIKIのディナーショーが絶好調、ディナーショーが再評価
YOSHIKIのディナーショーは、正式名称が「EVENING WITH YOSHIKI 2018 IN TOKYO JAPAN 4DAYS 5TH YEAR ANNIVERSARY SPECIAL」。今年は5周年記念として、当初は7月13日〜16日の4日間、グランドハイアット東京で開催する予定だった。ところが発売開始直後にソールドアウトしたことから、急きょ14日〜16日の午前中に「ブレックファーストショー」を3公演追加し、全7公演となったのである。
チケット料金は、「5万円を超えるのは超大物クラス」とされるディナーショー界の常識をはるかに凌駕する「8万6400円(税込)」。だがその内容は、料理はすべてYOSHIKIプロデュース、キティちゃんとコラボしたYOSHIKITYが登場し、YOSHIKIMONOのファッションショーも行なわれ、極めつけはYOSHIKI自作のワインがお土産につくなど、まさにYOSHIKIずくめ。
ショーの内容はピアノ演奏だけではなく、ドラムソロも披露。ラストのカーテンコールでは超至近近距離でファンたちが囲む…となれば、ファンにとってはこの値段でも“お買い得”なのかもしれない。ちなみにこのディナーショーには、元メジャーリーグのスター選手であるバリー・ボンズや、元FCバルセロナでスペイン代表サッカー選手、ジェラール・ピケもゲストとして来場し、セレブ感満載のショーだったようだ。
■高額のディナーショー、今も昔も、そのお値段はタレントの“格”で千差万別
日本におけるディナーショーの草分けは、五木ひろしと言われている。以降、美川憲一や石川さゆりなどの演歌歌手に続き、加山雄三、さだまさし、鈴木雅之といった大御所シンガーもディナーショーを開催、郷ひろみのほか松田聖子、工藤静香などの“80年代アイドル組”も進出すると完全に定番化した。とは言え、ディナーショーは基本的に“格”のあるタレントでなければできないものであり、逆に言えば、ディナーショーが開けるということは、一流芸能人に仲間入りしたという“基準”でもあったのだ。
そして、その“格”もディナーショーのチケット料金に反映され、五木ひろしや松田聖子などのトップクラスは4〜5万円レベルで“高値安定”、2016年に7年ぶりにディナーショーを開催した中森明菜もプラチナチケットとなり、最高5万円のチケットは即完売した。年末ともなると、その年の最も高額なディナーショーがメディアで話題に上がることが、今や年末の“風物詩”ともなっているのである。
しかし、若い世代にとっては、ディナーショーはあくまで年配が参加するものというイメージがあり、実際、チケット代も若者が気軽に参加できる額ではない。
YOSHIKIの8万6400円にしても現時点では今年の最高額であり、仮に1公演300席とすると、7月の7公演で1億7000万を売り上げたことになる。それでいてハコ(会場)は小規模、コストがかる大がかりなステージセットも物理的に設置できず(ホテルの宴会場ではスペース的に限界がある)、あくまでもタレントと客の“距離が近い”ことを最大のウリにするという、制作側やタレントにとってディナーショーとは、大切な“稼げるコンテンツ”でもあるのだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180802-00000360-oric-ent
続く