「奈良判定」批判に対応、全試合をビデオ撮影
2018年08月02日 23時21分 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/20180802-OYT1T50129.html

全国高校総体・ボクシングで試合を撮影することを伝える張り紙=2日、岐阜市
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日本ボクシング連盟で不正が横行していると都道府県連盟幹部らが関係機関に告発したことが問題となっている中、岐阜市で2日、全国高校総体のボクシング競技が始まった。
不正判定に対応するため岐阜県ボクシング連盟が全試合をビデオ撮影するなど通常とは異なる面もあったが、目立った混乱は見られなかった。

同県連盟の会長は、1日の開会式でのあいさつで、ビデオ撮影をすることを明らかにし、「(判定で)納得できなかったら遠慮なく申し出てほしい」と選手らに呼びかけていた。競技初日は申し出はなかったという。

日本連盟の山根明会長がかつて奈良県連盟会長を務めていたことから、同県選手に有利な判定が下されていたとする「奈良判定」が批判されている。
同県のある選手は「(判定ではなく相手を)倒すっていうくらいの気持ちでやった」と困惑気味。他の選手からは「僕らは一生懸命やるだけ」「公平にやってほしい」といった声が上がった。