【プロ野球】<ここ数か月、球界では金銭絡みの不祥事が立て続けに発覚!>なぜ自らの現役生命を絶つような借金、悪事に手を染めたのか?
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2018/08/01(水) 12:16:26.70ID:CAP_USER9
【広瀬真徳 球界こぼれ話】偶然なのか必然なのか。ここ数か月、球界では金銭絡みの不祥事が立て続けに発覚した。

 6月末にロッテ・大嶺翔太(26)が借金苦を理由に自らシーズン途中に現役を引退したかと思えば、7月には巨人・柿沢貴裕(24)が同僚選手の野球道具を窃盗、売却したことが明らかになり球団から契約を解除された。

 前記2人はいずれも消費者金融から借金があり生活に困窮していたという。

 プロ野球選手といえば、子供たちの憧れであり、主力選手の年俸は軒並み「億」を超える。今年5月に発表された選手会の調査によれば、12球団の支配下登録選手の平均年俸は3955万円。大嶺翔、柿沢の今季年俸がそれぞれ1000万円、500万円(推定)と平均以下だったとはいえ、一般サラリーマンから見れば通常の生活には困らない金額だ。

 にもかかわらず、なぜ自らの現役生命を絶つような借金、悪事に手を染めたのか。自己管理の甘さもさることながら、問題の根底には選手が置かれている「環境」が少なからず影響しているのかもしれない。

 例えば、球場に隣接する選手駐車場。そこはまるで「高級車の見本市」だ。普段、街中ではめったに見られない憧れの外車やスポーツカーが所狭しと並んでいる。高年俸選手が高級車に乗ることは悪いことではないが、こうした世間離れした光景を二軍選手や若手が連日見続ければどうなるか。「自分も同じプロ野球選手。高級車に乗りたい」と勘違いしてもおかしくはない。実際、柿沢は「高級外車の維持費のため」に窃盗に手を出した。

 しかも、球界内では主力選手やチーム関係者が年俸数百万円の若手や新人に高級車の販売を手がける業者を紹介することが珍しくない。実際、某チームの若手数人に聞いたところ、保有する自家用車は「先輩(主力選手)が紹介してくれた関係者を通じて購入した」と話した。同時に「チームの上の(年齢の)人から(業者を)紹介されると断りづらい…」とも。これは高級腕時計や洋服を購入する場合でも同じ。こうした環境、上下関係に起因する“慣習”が球界に残る限り、若手や低年俸選手が散財、借金苦に追い込まれるケースはなくならない。

 では、球界はこの問題にどう対応していくべきか。米メジャーでは大半の選手が代理人と契約。選手に代わって金銭管理は代理人が行う。この制度が確立されればいいが、残念ながら日本では代理人制度自体が根付いていない。現状では日本野球機構(NPB)や球団が専門家を招いて選手への金銭管理講習会を開催したり、定期的な面談を通じてトラブル回避を指南するしかない。

 毎年NPBでは新人選手や審判員を集め春季キャンプ前に研修会を行うが、2年目以降は基本的に「各自任せ」。これでは不十分だろう。

 大嶺翔はすでに生まれ故郷の石垣島に「帰島」。地元関係者の話では「知人を頼りに食品関係の事業に携わっていく予定」と新たな人生を歩み始めたそうだが…。今後同じような選手を出さないためにも、球界はこの問題に真摯に取り組む必要がある。

 ☆ひろせ・まさのり 1973年愛知県名古屋市生まれ。大学在学中からスポーツ紙通信員として英国でサッカー・プレミアリーグ、格闘技を取材。卒業後、夕刊紙、一般紙記者として2001年から07年まで米国に在住。メジャーリーグを中心に、ゴルフ、格闘技、オリンピックを取材。08年に帰国後は主にプロ野球取材に従事。17年からフリーライターとして活動。

8/1(水) 11:00 東京スポーツ
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