484 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2018/07/11(水) 22:51:20.27 ID:3tppsQX30 [4/6]
ノンフィクションや手記とはいえ他人の本なのにみんなどんどんパクっていく。それが盗みだ、ということに私は気付かなかった。いや気付いていたのかもしれない。
でも悪いことだとは思わなかった。
(略)
私はそれを、悪いことだとは感じていなかった。なぜだろう。なぜだったろう。そのときにはわからなかった。でも今になってようやくわかる。
それは、単に、私が小説を書いて有名になることが良いことだからだ。盗むことを迷いもしなかったのは、地位や名誉のため迷いもしなかったからだ。