GLを振り返ればフランス有利と言えなくもないが。

ロシア・ワールドカップ 決勝トーナメント1回戦
フランス−アルゼンチン
6月30日(土)17:00(日本時間23:00)キックオフ/カザン・アレーナ

 オーストラリア、ペルーに連勝し、最終戦を待たずにグループリーグ突破を決めたフランスに対し、ナイジェリアとの最終戦でも終盤まで敗退の危機に直面していたアルゼンチン。対照的な道のりを辿ってきたふたつの強国が、決勝トーナメント1回戦で対峙することとなった。

◇グループリーグ成績
フランス
グループC1位:2勝1分け・3得点1失点
○2-1 vsオーストラリア
得点者:グリエーズマン、オウンゴール
○1-0 vsペルー
得点者:エムバペ
△0-0 vsデンマーク
 
アルゼンチン
グループD2位:1勝1分け1敗・3得点5失点
△1-1 vsアイスランド
得点者:アグエロ
×0-3 vsクロアチア
〇2-1 vsナイジェリア
得点者:メッシ、ロホ

 グループリーグの歩みを見るかぎり、フランス有利と言えなくもない。だが、彼らとて3試合の中で満足のいくプレーを見せた時間は長くない。攻めあぐねる場面、相手の攻勢を許す場面が少なくなく、地元メディアから批判を受けているほどだ。

 ともにいまひとつ安定しないが、その一方で、戦況を劇的に変えられるタレントが揃っているのも事実。それだけに試合の行方を読むのは難しい。また、このビッグカードを制したチームは勢いづき、一躍大会の主役となる可能性もある。その意味でも、絶対に見逃せない一戦だ。
 
 注目はアルゼンチンのスタメン。グループリーグ最終戦で初先発を飾り、司令塔として活躍したエベル・バネガをそのままに、どうやら前線にも手を加える可能性があるようだ。

「9番」の位置には、セルヒオ・アグエロでもゴンサロ・イグアインでもなく、リオネル・メッシが配され、右サイドは、ナイジェリア戦でも途中出場からインパクトのあるプレーを見せた快足自慢の22歳、クリスティアン・パボンになるだろうと、地元メディアは予想している。

 大エースのメッシにゴールが戻り、劇的な形でグループリーグを突破したアルゼンチンが、その勢いのままベスト8に駒を進めるのか。

 ユーゴ・ロリス、サミュエル・ウンティティ、ラファエル・ヴァランヌ、ポール・ポグバ、エヌゴロ・カンテ、アントワーヌ・グリエーズマンと、チームの背骨の部分に世界が羨む豪華タレントを揃えるフランスが手堅く勝利するのか。

 大注目の一戦は、日本時間の今夜23時にキックオフとなる

サッカーダイジェスト6/30(土) 16:37
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180630-00043211-sdigestw-socc

予想スタメン
https://amd.c.yimg.jp/amd/20180630-00043211-sdigestw-000-1-view.jpg