サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本が2大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。前評判を覆す大躍進に、国内の応援ムードは尻上がり状態。日本代表関連グッズや、宅配ピザの販売が順調な伸びを見せている。

 東京都内の「サッカーショップKAMO渋谷店」では、ユニホームやタオルマフラーなどの売り上げが急増。中でも初戦、2戦目でゴールを決めた香川真司、大迫勇也、乾貴士、本田圭佑の4選手と柴崎岳選手のユニホームが「半端ない人気を集めている」(柳田崇店長)。
 外国人客も多く、海外でプレーし知名度が高い香川、本田両選手のユニホームがよく売れている。最近も香川選手が所属するドルトムントのサポーターだという米国人が、「米国はW杯に出場していないので、香川選手のユニホームを着て日本を応援する」と言って購入していったという。
 柳田店長は「4年に一度ではなく、Jリーグなども含め普段から応援してもらえるとうれしい。今回のW杯をきっかけに関心が高まって、より多くの人に店に立ち寄ってもらえれば」と話した。
 宅配ピザも好調。ピザハットは初戦が行われた19日の午後8時以降で通常の約2.5倍、2戦目の24日午後11時台も約2倍を売り上げた。
 午後11時の試合開始だった28日は同10時台に2、3倍の注文を見込み、品ぞろえやスタッフを増やして対応。ただ、決勝トーナメント初戦の始まる7月3日午前3時は全店が営業を終了しており、広報担当者によると営業時間延長は予定していないという。

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