6/27(水) 3:00配信

 大相撲の元関脇で東前頭2枚目の勢(31)=本名・東口翔太=と女子ゴルフで国内ツアー4勝の比嘉真美子(24)が今秋結婚することが26日、わかった。2人は2015年に知り合い、17年6月に婚約。2人の誕生日である10月11日に婚姻届を提出する。挙式の日取りは未定。現在賞金ランク3位の比嘉は競技を続けるが、将来は独立して親方となる意向を持つ勢を、おかみさんとして支えていくことになる。

 人気と実力を兼ね備えたアスリート同士が愛を育んでいた。幕内力士の勢と女子ゴルフの比嘉が今秋結婚する。2人はサンケイスポーツの取材に、互いの誕生日である10月11日に婚姻届を提出することを認めた。

 勢「縁があって出会わせていただきました。誕生日も一緒で運命です。これからも彼女を命を懸けて守っていきます」

 比嘉「勢関とは誕生日が一緒で、出会う前から気に留めていた力士でした。初めて会ったとき、何かこの人と一緒になるかもしれないと思いました。付き合い出すころは前を見て、結婚を見据えていました」

 2人が初めて出会ったのは2015年5月、比嘉が初めて大相撲観戦に訪れた夏場所(両国国技館)だった。共通の知人に紹介されてすぐに意気投合。勢がゴルフ好き、比嘉が大の相撲ファンということもあって、交流を深めてきた。

 16年8月に交際がスタートし、1年後の17年夏に婚約。勢は人気ジュエリーブランド、ハリー・ウィンストンの約1000万円の婚約指輪を贈り「2人にとって特別な日。この日しかない」(比嘉)というバースデー婚を決めた。

 大阪・交野市出身の勢は05年春場所で初土俵を踏み、12年春場所で新入幕。16年夏場所では関脇に昇進した。真っ向勝負の取り口が多くの相撲ファンに支持され、そのイケメンぶりで女性の人気も高い。

 沖縄出身の比嘉はプロ2年目の13年に2勝をマーク。だが、15年は極度のスランプに陥り、シード権を喪失した。16年も予選落ちが続いたが、勢との交際直後から調子を戻し、賞金ランク34位でシード権を獲得。婚約直後の17年8月の「NEC軽井沢72」で4年ぶりの優勝を飾り、今季も3月に1勝。どん底の時期を支えた勢の存在があっての完全復活だった。

 生涯の伴侶を得た勢も今年3月の春場所で11勝を挙げ、夏場所も8勝7敗と勝ち越し。7月8日初日の名古屋場所では16年夏場所以来となる三役復帰が狙える位置まで戻ってきた。

 三役経験のある幕内力士と現在賞金ランク3位という、トップアスリート同士のビッグカップルが誕生。勢は年寄名跡の取得もメドが立ち、引退後は部屋持ち親方として後進を育てたいとの意向を固めている。比嘉は結婚後も現役を続け、賞金女王、メジャー大会制覇を目指していくが「持っている力を最大限に使って、彼を支えていければ」と、将来はおかみさんへの“転身”にも意欲的。二人三脚で部屋を切り盛りしていくことになる。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180627-00000506-sanspo-spo
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