プロ野球
試合やり直し行わず オリックス引き続き要望へ
毎日新聞2018年6月26日 19時59分(最終更新 6月26日 19時59分)
https://mainichi.jp/articles/20180627/k00/00m/050/082000c
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180626-00000070-mai-base

10回2死一塁、中村晃のライトポール際への打球を追いかける(左から)右翼手・ロメロと二塁手・福田。一旦はファウルと判定されるもリクエストの結果勝ち越し2ランとなる
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「リプレー誤審」について謝罪する友寄審判長(2018年6月23日撮影)
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オリックス福良淳一監督(2018年4月5日撮影)
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オリックス−ソフトバンク戦(22日・ほっともっとフィールド神戸)の試合後に審判団が誤審を認めたことを受け、日本野球機構(NPB)は26日、オリックス側に対し、要望のあった誤審の場面からの試合のやり直しは行わないと伝えた。オリックス側は「受け入れられない」として文書で見解を送り、引き続き要望する方針。

NPBは26日に開いた野球規則委員会で、リクエストによるリプレー検証の結果、本塁打とした裁定が最終判断であると認め、公認野球規則に基づき、続行試合を行わないことを確認した。また、リプレー検証について、改めて詳細なマニュアルを作り、再発防止に努めることも決めた。

誤審は、3−3の延長十回2死一塁、ソフトバンク・中村晃の右翼ポール際への一打で発生。ソフトバンク・工藤監督のリクエストによるリプレー検証の結果、判定がファウルから本塁打に覆り、ソフトバンクが5−3で勝った。試合後にオリックスの福良監督らが抗議して映像を再確認し、審判団が誤審を認めた。

オリックス側は、リーグ全体の順位決定に大きな影響を及ぼす可能性があることや裁定に至るまでに野球規則の運用違反があるなどとして、改めて特例措置を求めた。【中村有花、長田舞子】