格闘技担当デスク:大阪城ホール(9日)で、内藤哲也を大流血させたクリス・ジェリコの存在感はやっぱり圧巻だったな。

格闘技担当記者:もう20年以上前なのに、先輩のことを覚えてましたよ。WARに来日した時のことらしいです。

デスク:フフフ…。若き日のY2Jは、日本でスポーツジャーナリズムの神髄に触れたと。

記者:いえ、真逆です(キッパリ)。故冬木弘道さん、邪道、外道と一緒に消火器を噴射したり、帯広の雪中に埋めたり、
日本海に突き落としたり(中略)したことは忘れられないって。「あの後、四半世紀も世界中を回ったが、あんな新聞記者は
後にも最後にもあの男だけだ」と大笑いしてました。

デスク:……。

記者:「その男が私の今のデスクです」と伝えたら、天を仰いでさらにゲラゲラ爆笑してました。

デスク:……。

記者:「そうかそうか元気か。東京スポーツは素晴らしいカンパニーだな」と大笑いしながら褒めてくれました。全然うれしく
なかったですけどね(断言)。

デスク:お言葉ですけどね、俺はジェリコと心の交流があったぞ。初来日した時(1991年)も記事書いたら「カナダまで
送ってくれないか?」とアドレス渡されて、新聞送ったよ。当時からバンドやってて大の音楽好きでさ、来日中にスマッシング・
パンプキンズの「メロンコリーそして終りのない悲しみ」(95年)の日本盤ステッカー付きをあげたら、大喜びしてたぞ。
あと当時人気のあったブラインド・メロンってバンドのボーカル、シャノン・フーンが行方不明になった時も「情報あるか?」って
聞かれたり。遺体で見つかった時は泣いてたな。

記者:……。

デスク:そういえばスマパンのビリー・コーガンはインディ団体(レジスタンス・プロ)も経営したりTNAの代表にもなったり、
5年前のG1横浜大会も観戦したほどのプロレス好きなんだよ。あの時、俺が取材しろと言ったのに君は…。

記者:よくこんなムダな情報に26行も使いましたね…。

デスク:いいんだよ、俺は東スポの「渋松対談」を目指してるんだから。ジェリコに伝えてくれ。7月29日、苗場で待ってるって。

記者:何ですか、それ。

デスク:ボブ・ディランがフジロックに来るんだよ。

記者:あっ、内藤から着信だ。ファミレスでジェリコの悪口でも語ってきますね。

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