サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場している日本代表は24日午後8時(日本時間25日午前0時)、1次リーグH組第2戦のセネガル戦に臨む。ともに初戦で勝ち点3を挙げており、勝った方が決勝トーナメント進出に大きく近づく。

 これまで日本は初戦のコロンビア戦に集中していた。セネガルに対してはわずかな時間で、その特徴や対策をチームに落とし込んで戦うことになる。西野朗監督はセネガル戦の選手起用について「ベースは初戦(のコロンビア戦)で考えている」と明かした。

 セネガル戦に向けて本格的な対策が始まった21日のキャンプ地・カザンでの練習。冒頭15分間をのぞいて非公開練習で行われた。練習後、西野監督はセネガルの印象について「組織立っていて、特に守備がしっかりしている」と語った。

 5月下旬から始まった代表合宿では、一貫してコロンビア戦に照準を合わせて練習に取り組んできた。そのため、チームとしてセネガルとどのように戦うかという共通認識はまだ希薄だ。セネガルは、イングランド1部リバプールのFWマネやイタリア1部ナポリのDFクリバリら、欧州のトップリーグで活躍する選手が主力を張る。MF長谷部誠は「非常に強敵だとわかっている。スピードを含めたフィジカル的な部分は世界トップレベル」と警戒する。

 21日の練習では、右太もも痛のMF本田圭佑は別メニューに取り組んだ。だが、これまで両ふくらはぎの張りなどで出遅れていたFW岡崎慎司は徐々にコンディションを上げていて、大きなけがを抱えている選手はいない。日本は22日に第2戦の会場となるロシア中央部のエカテリンブルクに入る。(カザン=堤之剛)

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