【サッカー】優勝候補の両雄、苦しいスタート=伏兵のひたむきさに強豪が大苦戦
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14日に開幕したサッカーのワールドカップ(W杯)は出だしから波乱含みの展開となっている。大会4日目の17日には、前回優勝のドイツ、過去最多5度の優勝を誇るブラジルが登場。ドイツがメキシコに0−1で敗れる黒星スタートとなった後、ブラジルもスイスと1−1で引き分け、白星発進を逃した。その前日には大エースのメッシを擁するアルゼンチンが人口35万人、初出場のアイスランドと1−1のドロー。優勝候補の一角フランスもオーストラリアに2−1で辛勝と、冷や汗をかいた。サッカー大国が予想外の苦戦を強いられ、早くも先を見通しづらい大会になった。
ドイツが本大会初戦に敗れたのは、1982年大会でアルジェリアに1−2で屈して以来、9大会ぶりになる。80年欧州選手権を制覇し、欧州最優秀選手に2度輝いたルンメニゲを擁しながら、この大会のドイツ(当時西ドイツ)はプレーの質は必ずしも高いとは言えず、W杯初出場のアルジェリアに初戦から土をつけられた。
ただ、2勝1敗で並んだオーストリア、アルジェリアを得失点差で制して1次リーグを抜けると、準決勝ではフランスとの延長3−3の激闘をPK戦の末に物にして決勝に進出。決勝ではイタリアに完敗したものの、2位までたどり着いている。
過去4度の優勝中、90年大会、2014年大会は無敗のまま制したが、54年大会、74年大会は1次リーグで黒星を喫した。54年には1次リーグで3−8と敗れたハンガリーに決勝で3−2と雪辱。74年は1次最終戦で注目の東ドイツ戦を0−1で落とした。ただ、この敗戦で2位になったことで2次リーグではオランダ、ブラジルを避けることができ、決勝で「本命」オランダに2−1で競り勝って2度目の頂点に立った。ドイツと言えば、こうしたしぶとい「復元力」が伝統となっている。
◇変調した?ドイツ
ただ、今回は少し様相が違うように感じる。前回覇者として前評判高く大会に乗り込みながら、主力が顔をそろえていたにもかかわらず、メキシコの粘り強い守りを崩せなかった。シュート数で25−12と優位に立ったといっても、相手守備陣を崩す場面は多くなかった。
ドイツと言えば、前回の決勝トーナメント1回戦で前日本代表監督のハリルホジッチ氏率いるアルジェリアと延長戦を戦うなど、アフリカ勢にはややてこずる傾向がある。その一方でアジア勢、北中米カリブ勢は寄せ付けてこなかったイメージが強い。過去のW杯本大会ではメキシコに2勝1分け。メキシコが地元で上位進出を狙った86年準々決勝での対戦でも必死に攻める相手を強引にねじ伏せ、0−0の末のPK戦を制して勝ち上がった。メキシコや米国が懸命に粘り、工夫をこらして揺さぶっても、最後には体力に任せて相手の挑戦を握りつぶしてきた印象が強かった。
しかし、今回は攻めがかなり単調で、メキシコのしぶとい守りが崩せない。高さの違いを生かし切ることもできなかった。逆に、切れ味鋭い速攻を狙うメキシコを前に何度も冷や汗をかく展開。結局、速攻から前半35分にロサノに喫した失点を取り返すことができなかった。
98年のフランス、02年のブラジル、06年のイタリア、10年のスペイン、14年のドイツという最近5大会の優勝チームのうち、次の大会の第1戦に勝ったのは06年のブラジルだけ。白星発進できなかったフランス、イタリア、スペインはいずれも1次リーグで敗退している。ドイツのレーウ監督は「われわれは同じテツは踏まない」と話したが、最近は強化試合を含めて波に乗れない内容の試合が続いている。短期間でチーム力を好転させるのはそう簡単ではなさそうだ。 「ジーコ・デビュー」以来の初戦引き分け
一方のブラジルは同点に追いつかれた後に勝ち越しゴールが奪えず、スイス相手にドロー発進となった。大会第1戦に勝てなかったのは、78年大会のスウェーデン戦(1−1)以来で、初戦勝利は9大会連続でストップした。
この78年は元日本代表監督のジーコがW杯デビューを果たした大会で、スウェーデン戦では終了間際のCKからジーコが相手ネットを揺すった。しかし、主審はCKを蹴った直後にタイムアップとなっていたとしてこの「ゴール」を認めなかった。ブラジルは攻撃陣がかみ合わず、2戦目のスペイン戦も0−0の引き分け。大会後半に盛り返して3位に入ったものの、国民が期待する「美しい攻撃サッカー」には程遠い内容で、母国ではコウチーニョ監督のわら人形が焼かれる事態が続いた。
前評判の高い今回、期待通りの攻撃サッカーで調子を上げていけるかどうか。スイス戦ではエースのネイマールが厳しいマークに遭い、攻めが連動しなかった。厳しい守備を受けるネイマールの存在を、周囲がどう生かせるかがポイントだろう。
ドイツ、ブラジルの両本命チームが予想外のスタートとなったことは、大会全体にも影響を及ぼしそうだ。ブラジルがE組、ドイツがF組で、一方が1位、もう一方が2位となった場合、決勝トーナメント1回戦で両雄がぶつかってしまう。ドイツのF組ではメキシコが次の韓国戦に勝つと、最後のスウェーデン戦に引き分けでも1位通過となる公算が大きくなった。もちろんスウェーデンなどにも首位通過の可能性はあるが、その場合はドイツの敗退が濃厚となる。ブラジルとドイツがトーナメント1回戦でつぶし合うようなことになれば、意外なチームが漁夫の利で上位に浮上するかもしれない。
メキシコ、スイス、アイスランド…。初戦で優勝候補を相手に勝ち点を奪った各チームに共通するのは、全員が労を惜しまずに走り、体を張った守備を徹底して集中力を切らさなかったことだ。スターたちを擁するチームを相手に、自分たちがどんなプレーをすれば少しでも勝利への可能性を高めることができるか。己の力を知り、ひたむきにやれることを徹底する。その姿勢を貫いた末に、それぞれが母国代表チームの歴史に刻むような勝ち点を手にした。
19日、コロンビアとの初戦に臨む日本代表は、彼らと同じような戦いができるだろうか。(時事ドットコム編集部)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180618-00010000-jij-spo&p=2 アイスランドもメキシコもスイスも三人に囲まれてもボールつないで
いくしテクニックは引け劣らないし、中盤で安易にパスカットされる
こともほとんどないね 強豪国はピークを決勝トーナメントで調整してるんやろ 伏兵と言ってもメキシコもセビージャやポルトの選手だしな。 >>1
>>98年のフランス、02年のブラジル、06年のイタリア、10年のスペイン、14年のドイツという最近5大会の優勝チームのうち、次の大会の第1戦に勝ったのは06年のブラジルだけ。
>>06年のブラジルだけ
>>06年のブラジルだけ
>>06年のブラジルだけ メキシコは伏兵ではないな
伏兵はアイスランドとロシア 伏兵ってのは言葉の使い方が変だな
ドイツからしてみりゃ普通に警戒してた相手だろう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています