あす16日、いよいよ10回目となる「AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙」の開票(ナゴヤドーム)が行われる。
先月30日に発表された速報では、NGT48の荻野由佳(19)が2年連続で暫定首位に立ち、2位はSKE48の松井珠理奈(21)、
3位にHKT48の宮脇咲良(20)が続いた。

昨年の最終票数を考慮すれば、地元開催に燃える珠理奈が有利と思われるが、
ここにきて荻野がそのまま1位を取る可能性も出ているという。

なにやら不穏な空気も漂っており、今回の総選挙は波乱含みの様相だ。

荻野は速報票数で昨年(5万5061票)を上回る速報史上最高の5万9531票を獲得。
速報2位(3万8943票)の珠理奈、同3位(3万2614票)の宮脇には、2万票以上という圧倒的な大差をつけている。

ただ、速報票数は投票スタート初日(5月29日)分のみ。昨年も珠理奈は荻野に速報時点で2万票超の差をつけられたが、
最終的には11万3615票を獲得して3位。4位の宮脇には3万票以上、5位の荻野には4万票以上もの大差をつけ、力の違いを見せつけた。

昨年1位の指原莉乃(不出馬)、同2位の渡辺麻友(卒業)が不在の今回、
珠理奈が初の女王に輝く可能性は高いが、何やら不穏なムードが漂っているという。

「荻野は最終的に7万3368票で、速報から1万8000票しか伸ばせなかった。
おひざ元の新潟をはじめ、熱狂的なファンが存在する荻野ですが、『昨年の二の舞いにはさせない!』とファンが息巻いているようなんです。
かつて指原が初めて1位になった際に『まさかヘタレの指原が!?』と驚かせたのですが、荻野にもそんなムードが漂っている」(AKB関係者)

さらに、荻野を後押しするのは、昨年の総選挙で浮上した“不正投票説”。
NGTの投票サイト内で無限に投票できるシステムエラーがあり、不正な重複投票が行われたという噂が流れた(AKB運営は全否定)。

「これは荻野ファンとすれば、屈辱以外の何ものでもないでしょう。今年も荻野が速報1位になった理由の一つは、
もし順位を大きく下げれば『やっぱり去年は不正だった』と思われるからこそ。まさにファンの意地だと思います。
今年、最終順位でも1位になれば、もう不正投票を疑う者は誰もいなくなるでしょうからね」(前同)

つまり、下馬評の珠理奈優位を覆し、荻野が雪辱を果たすという展開がここにきて十分考えられるというのだ。

珠理奈、宮脇、荻野のほかにも、速報4位の岡田奈々、同5位の須田亜香里も決して侮ることはできず、女王争いはますます見通せなくなっている。

だが、それ以上に史上最大のダークホースの存在も噂されている。

「“世界選抜総選挙”と題し、BNK48(タイ・バンコク)、TPE48(台湾・台北)も参加している。
海外勢はBNKのチャープラン(101位)が速報最高位ですが、最近の総選挙は“中華砲”と呼ばれる中華圏ファンの投票が順位を左右してきた。
海外の富裕層の資金力は桁違い。一発逆転でいきなり無名の海外メンバーが1位になってもおかしくはない。
聞いたことのない名前が呼ばれたら、会場のファンがどんな反応を見せるか…ちょっと怖いですが」(出版関係者)

万一、そんな結果になれば最大のサプライズだろう。
AKB選抜総選挙はこれまでさまざまな人間ドラマが繰り広げられただけに、絶対にないとは断言できない。

混沌としてきた世界選抜総選挙。ナゴヤドームで、女王のイスに座るメンバーは誰になるか。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180615-00000021-tospoweb-ent