北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督が3日に行われた練習後、今季これまでの振り返りと今後の展望を語った。

札幌は6日、札幌厚別公園競技場で天皇杯2回戦を戦う。対戦相手は滋賀県代表のMIOびわこ滋賀、JFL所属のチームとなる。「天皇杯は勝ち上がることが全て。最初の対戦相手はアマチュアチームになりますが、相手は常に高いモチベーションで来ます。そうした相手に足をすくわれないよう、しっかり戦っていく」と語る。

札幌は5月20日に行われた明治安田生命J1リーグ第15節・ヴィッセル神戸戦後にオフに入ったが、天皇杯2回戦を前に練習を再開した。

「休み明けの練習は、しっかり行う必要がある。また、(0-4で敗れた)神戸戦の反省も生かさねばならない。敗れたが、自分たちが学ぶべき要素が多い試合だった。そうした課題に向き合いながら、積み上げていく必要がある」

具体的な課題とは何か。ペトロヴィッチ監督は「シーズン開幕当初はできていたことが、連戦により練習を行えない中で、徐々にできなくなっていた。それは後ろのビルドアップであり、あるいは前線3人のコンビネーションの部分だ。そうした箇所を強調してトレーニングしたい。サイドチェンジについては、比較的うまく行っていたと思う」と答える。

そして「しっかりとしたベースを作っていきたい。そのためにも、練習で用いるビブスの種類も増やしていきたい。こちらが出す課題のレベルを上げることで、それを消化する選手たちは、さらにレベルアップしてほしい」と続けた。

ところ、ペトロヴィッチ監督はオフの期間を、どのように過ごしたのだろうか。

「久しぶりに欧州へ帰りました。久しぶりに変えると、いろいろな人が連絡してきて、ゆっくりできない時もありましたが、嫁や娘の家族たちと過ごせたので、良い休暇になりました」

さらに「オーストリアの人たちは、北海道に興味を持っていました。私は素晴らしい場所だと宣伝しておきました」と続け、笑顔を見せる。

札幌は天皇杯2回戦後、再びオフとなる。そして練習再開後から「チーム作りのセカンドステージが始まる」と、さらなるレベルアップを目指すと語った。

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