日大アメリカンフットボール部の守備選手による悪質なタックル問題で、関東学生連盟が29日に臨時理事会を開いた。同日夜に柿沢優二理事長らが
都内で記者会見し、日大の内田正人前監督(62)と井上奨(つとむ)前コーチ(30)について、永久追放に相当する「除名」処分にしたと発表した。
森琢ヘッドコーチは「資格剥奪」(登録の抹消)処分。また、反則をした宮川泰介選手は2018年度シーズン終了まで公式試合の出場資格停止
(反省文・面談など条件により解除)。日大は18年度シーズン終了まで公式試合の出場資格停止となった(再発防止策の策定・実施など条件により解除)。

 会見では規律委員会を務めた森本啓治専務理事(48)が調査内容を報告した。「精神的に圧力をかけて選手を追い込んでいく内田前監督の指導で、
運悪くイジメのターゲットになることを選手たちは『ハマる』と呼んでいた」と説明。「過去に『ハマった』選手たちは“もうやめようかと思った。
地獄だった”と証言した。ただ、選手の中には“成長させてもらったいい経験でした”と前監督に感謝する声もあった」と述べた。

スポニチ
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<アメフット関東学連会見>会見する関東学連の(右から)寺田監事、柿沢理事長、森本専務理事(撮影・小海途 良幹)
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/05/29/jpeg/20180529s00040000370000p_view.jpg