【バドミントン元監督 選手の報奨金を自身の口座に 資格停止処分
5月24日 18時18分】

バドミントンでオリンピックのメダリストなどを育てた実業団の元監督が、本来はチームに支払われる選手への報奨金を自身の口座に振り込ませていたとして、競技団体から会員資格の無期限の停止処分を受けました。

処分を受けたのは、熊本県の実業団で指導に当たっていた今井彰宏元監督(48)です。

熊本県バドミントン協会によりますと、今井元監督は平成27年に世界バドミントン連盟から、チームに所属する選手2人に出された報奨金およそ150万円について、
当時、協会の役員だった立場を利用して職員をだまし、チームではなく自身の口座に振り込ませたということです。

熊本県協会は23日、役員会を開き、協会の倫理規定に違反したとして、今井元監督の会員資格の無期限の停止処分を決めました。そのうえで24日、元監督を詐欺の疑いで警察に告訴しました。

これに対して、今井元監督の代理人は元監督が職員をだましたことはなく、報奨金もチームの指摘を受けてすべてを返金したと説明しています。

今井元監督は現在、岐阜県のチームでコーチを務めていて、このチームには去年の世界選手権で銀メダルを獲得した福島由紀選手と廣田彩花選手のペアが今井元監督から引き続き指導を受けたいと、今月、移籍しました。

日本バドミントン協会は熊本県協会の決定を受けて、今後の対応を検討することにしていますが、今井元監督に会員資格のない状態が続けば、
指導者として大会に参加できないなど、2年後の東京オリンピックで活躍が期待される選手の強化に影響が出ることも懸念されます。
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180524/k10011451101000.html
 
なお、フクヒロペアは、現在タイで開催中の、国別対抗戦・女子ユーバー杯に、ダブルスの第一ペアとして奮闘。
 
ベスト8による決勝トーナメントに入り、準々決勝となった台湾戦は、
第一シングルスの山口茜こそ、世界一位のタイ・ツー・インに敗れたが、
第一ダブルスの福島・廣田ペア、第二シングルスの奥原希望、第二ダブルスの高橋・松友ペアが、
いずれもストレートで台湾を下し、第三シングルス無しの3ー1で勝利。
準決勝は、韓国と対戦するのが決まっている。