サッカー日本代表の西野朗監督がワールドカップロシア大会のメンバー選考に向けたヨーロッパ視察から帰国し、「どの選手もワールドカップに対する気持ちが強くて、選択肢が増えた」と収穫を口にしました。

来月、開幕するワールドカップロシア大会の日本代表については、今月18日に、30人程度の候補選手が発表され、その後、国内合宿や壮行試合を経て、31日に最終的な23人に絞り込まれます。

西野監督は、ヨーロッパのクラブに所属する選手たちの状態を確かめるため、先月27日からイギリスやドイツなどを訪れ、8日午後、羽田空港に帰国しました。

空港で西野監督は報道陣の取材に応じ、ことし3月のベルギー遠征で選ばれなかった選手たちを中心にプレーを見たり、直接会って話したりしたことを明らかにしました。

中でも、けがの影響で、所属クラブで試合に出場していない香川真司選手と岡崎慎司選手については個別に名前を挙げて、「もっとも心配な2人だが、もちろんプレーできれば選ぶ可能性はある」と話しました。

そのうえで、今回の視察について、「試合の出番に恵まれない選手もいるが、練習でプレーの質は維持できているし、どの選手からもワールドカップへの強い気持ちをひしひしと感じた。選択肢が増えた」とメンバー選考に向けた収穫を口にしました。

5月8日 17時37分
NHK NEWS WEB
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